栗山英樹監督退任に佐々木朗希が感謝の意 「忘れません」「最高の経験」
WBCで侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹監督に、侍ジャパンの投手コーチを務めたロッテ・吉井理人監督、佐々木朗希投手がコメントを述べた。
■吉井監督も感謝
侍ジャパンでは投手コーチとして、北海道日本ハム時代からの付き合いである栗山監督を支え、ピッチャーの管理を任されていた吉井監督は「私も今年からマリーンズの監督をさせていただくようになって、監督の難しさを実感をしています」と現在の自分自身と照らし合わせた。
その上で「栗山さんには『お疲れ様でした』とお伝えしたいです。投手コーチとして声をかけていただき、世界一を一緒に経験させていただいたことは私にとって一生の思い出ですし、最高の財産だと思っています。今は感謝の気持ちで一杯です。お疲れ様でした」と語る。
侍ジャパンでの経験が今年の千葉ロッテを首位に君臨するチーム作りに活かされているようだ。
■佐々木朗「最高の経験」
WBCでは予選の韓国戦と準決勝のメキシコ戦に先発登板した佐々木朗は「侍ジャパンで今回、世界一という最高の経験をさせていただけたのはすべて栗山さんが自分を選んでくれて色々な試合で起用していただいたからだと思っています」と振り返る。
続けて「選んでいただいたことに感謝をしていますし、いつも暖かく見守っていただき、色々と自分に気遣って声をかけていただいたことを忘れません。本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。栗山さんの下で世界一になれて本当によかったです」と感慨深い表情で、栗山監督に対する感謝の意を述べている。
■後任監督は…
佐々木朗は3年後に開催される次回のWBCでは侍ジャパンのエースとして期待されており、それまでに吉井監督とのタッグでどこまで成長するのか楽しみな1人。
メジャーを目指す佐々木朗にとっても最大のアピールの場になるだけに、それまでに国内で投手タイトルを総ナメにしたいところ。
また栗山監督の後任監督は11月に国際大会があるため、8月末までには決まる予定で、現時点では工藤公康元ソフトバンク監督が最有力だ。
■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)