神ゲー『みんな大好き塊魂』が進化して帰ってきた… 古参勢がプレイしたら開始1秒で震えた
1日発売の『みんな大好き塊魂アンコール+ 王様プチメモリー』をプレイ。やっぱり楽しい神ゲーだった。
「塊魂(かたまりだましい)」…この不思議な名前を覚えているだろうか。「小さな塊を転がしつつ、落ちているモノをくっつけて“大きな塊”を作っていく」という、独特な世界観を持った名作ゲームである。
発売当時から絶大な人気を誇っていたシリーズであり、この度リマスター作品『みんな大好き塊魂アンコール+ 王様プチメモリー』が1日(STEAM版は2日)に発売された。
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■名作ゲーが帰ってきた
今回発売された『みんな大好き塊魂アンコール+ 王様プチメモリー』は、初代『塊魂』の続編にあたる『みんな大好き塊魂』(2005年発売)のリマスター版となる。
初代のゲーム性を引き継ぎつつ、新しいモードやギミックが追加された『みんな大好き塊魂』にさらにプラス要素があるという今作。
小学生の頃に同作に熱中していた記者にとって、十数年の時を経て進化して帰ってきたというのだからこれはかなり胸熱である。
■新要素も必見
当時と同じステージやBGMを楽しむことができるのだが、タイトルに「王様プチメモリー」とあるように、今作には謎多き存在である「王様」の幼少期のエピソードをもとにした課題も収録されている。
現在では主人公である「王子」よりはるかに大きく、雄大であり剛腕な王様だが、幼き頃には意外な生活を送っていた…そんな王様の子供時代を5つの課題を通して体験できるようになっており、ファンにとって必見だ。
その他にも、より綺麗な画面で遊べるグラフィック選択機能「見ため:ゴージャス」や、転がす目的地のわかる「ナビゲーション」など細かい改良はあるのだが、中でも古参から新規にも嬉しいポイントは自撮りのできる機能「セルフィー」だろう。
様々なステージや自分が作り上げた塊と一緒に自撮りを撮影することが可能。水中であれば王子がシュノーケルを着用するなど、細かいこだわりも詰まっているのがにくいところだ。
■開始直後に震えた
実際にゲームをプレイしたところ、開始早々オープニングムービーで松崎しげるの熱い歌声と軽快なリズムが特徴の神曲「塊オンザスウィング」が流れ鳥肌が立つ。うぉぉぉ、懐かしィィ!!! 当時プレイしていた時の記憶が一気に蘇る。
そう、塊魂シリーズはゲーム性はもちろんプレイ中に流れるBGMが秀逸なのだ。
今作にもキリンジの「つよがり魂 」やYOUの「天使の雨」など数々の名曲が収録されており、さらにはお気に入りのBGMでプレイリストの作成もできる。
加えて、別売りのDLC「塊魂シリーズ楽曲パック」を購入すると、今作以外の「塊魂」シリーズに収録されている楽曲もBGMとしてゲーム内で流すことができるようになる。
■単純、だからこそいい
プレイした感想としては、「懐かしすぎて最高」の一言。モノが散らかったステージでどのようにして効率よくアイテムを巻き込んでいこうか考えるあの感じ、当時のままである。
「塊を転がして大きくする」と至ってシンプルな内容だが、これが何故かワクワクするのだ。
とはいえステージによって特色があり、雪玉を大きくしたり、お菓子を沢山巻き込んだり、はたまた高層ビルを巻き込むほど大きな塊を作ったりとバリエーションは様々。やり始めたらクセになること間違いないだろう。
緊張感のあるFPSゲームや巧みな操作を要するアクションゲームもいいが、簡単かつ自分のペースで楽しめる『みんな大好き塊魂アンコール+ 王様プチメモリー』でのんびり楽しんでみてはいかがだろうか。
(みんな大好き塊魂アンコール+ 王様プチメモリー公式サイト)
みんな大好き塊魂アンコール+ 王様プチメモリー™& ©Bandai Namco Entertainment Inc.
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(取材・文/Sirabee 編集部・ステさん)