前園真聖、Jリーグサポーターの居残り抗議に持論 「僕らのころはなかった…」
前園真聖がJリーグで発生するサポーターの「居残り抗議」について語った。
25日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で、サッカー解説者の前園真聖がJリーグで見られるサポーターの「居残り抗議」について語った。
■柏サポーターが居残り抗議
番組は今月13日行われた「明治安田生命J1リーグ 柏レイソル対横浜FC」で、負けた柏サポーター約500人が試合後もスタンドに残り、クラブ側に説明を要求したニュースを取り上げる。
スタジアムに怒声が響き渡るなか、40分後に布部陽功GMらが登場し状況を説明。最後はスタンドから拍手や激励の声が飛んだと紹介された。
■前園が「居残り抗議」を説明
番組MCのふかわりょうが「これはどういうこと…?」と質問すると、前園は「これはサッカーではある。僕らのころはなかったんですが。これはフロントの方ですけども、ちょっと前は選手が出て行って、選手とサポーターと話し合う。結構あるんです」と話す。
続けて「野球でもあるかもしれないけれど、いち企業が持っているわけではないですから、サッカーは。地域に根付く。サポーターっていう言い方はサッカーだけなんですよ。野球はファンじゃないですか。だから(サポーターは)チームを支える存在なんですよ」と説明した。
■海外ではやらない
前園はさらに「地域でチームを支えているという気持ちが強いから、日本ではよくある。海外はないんです、あんまり。 海外の場合はどうやって抗議するかと言ったら、試合が終わる前にサポーターがもう帰ります。それが1番の抗議なんです。日本はそれをしないです」と語る。
事態が理解できていない様子のふかわは「この抗議はどのような不満が?」と質問。これに前園は「不甲斐ない戦いとかそういうことにやっぱりフラストレーションがたまるわけですよ」と説明する。
そして「そういうことに抗議をしてサポーターが居残って、フロントの方や選手も出てくるときもあるし。 最初にいつどのチームがやったのかわかんないですけど、最初にやったからたぶんそういう流れになっていると思います 。誰か出て行かないと」と私見を明かした。
■サッカー独特の文化?
話を聞いたふかわは「負けているからこそ温かく応援したいという感覚もあると思うんですけど、こういう厳しい目線になってしまうのは、サッカー独特なんでしょうか?」と再質問。
前園は「独特ですね。自分たちの思ってることをフロントや選手たちに伝えたいという思いが強いと思うんですけども。僕は海外のよう、試合をやっているときにサポーターが帰るほうが悲しいです」と話していた。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)