機内持ち込み手荷物の超過料金を払いたくない女性たち 奇策に走り周囲は白い目
飛行機に乗る際は、機内持ち込み荷物の重量に要注意。超過料金を払いたくなかった女性たちの行動が、波紋を広げた。
旅行の際、シーズンをずらしたり宿泊施設を吟味したりと、少しでも旅費を安く浮かせようと工夫をする人は多い。
そんななか、ある女性の奇策が思わぬ波紋を広げてしまったことを、イギリスの『Mirror』やアメリカの『NEW YORK POST』が報じている。
■持ち込み手荷物は7キロまで
オーストラリア・アデレード市に住み、ともに19歳のアドリアナ・オカンポさんと友人のエミリー・アルタムラさんは、休暇をメルボルンで過ごしていた。
滞在最終日だった20日、メルボルン空港内のジェットスター航空チェックインカウンターに到着すると、機内持ち込み手荷物の最大重量が7キロまでであることを知らされた。
■衣類15着を重ね着
重さを量ってみると12.5キロとゆうに7キロを超えており、超過料金約6,000円を徴収されると知って焦ったふたりは、ある奇策を思いついた。
それはスーツケースに入れていた服をすべて取り出し、着用すること。アドリアナさんはTシャツやジャケット、ジャンバーやスボンなど、ありとあらゆる衣類を出すと、15着すべてを重ね着したのだった。
■ふたりに周囲は白い目
5キロ以上もの衣類を身に付け、空港内を移動したふたりに周囲の人々も失笑。アドリアナさんは自分たちの様子を「まるで『チャーリーとチョコレート工場』に出てくる、オーガスタス・グループみたいだった」と表現した。
しかもスーツケースから荷物を出し入れするのに時間を要し、ふたりの後ろには長蛇の列が。「暑いし恥ずかしいし、並んでいる人たちはイライラするし…とても気まずかった」とTikTokで明かしている。
■「すべてのお客様にとって公平に」
ところが努力の甲斐も虚しく、ふたりのスーツケースは制限を1キロずつ超え、それぞれが超過料金を支払うことになった。
ジェットスター航空の責任者は「面白い策ではありましたが、それを容認しては他のお客様に不公平になります。最初に7キロ超過していたことが重要になります」と説明。どんなに工夫しようとも、約6,000円の超過料金を徴収することにしたという。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)