飲酒運転の責任を愛犬に押し付けようとした男 運転席に座らせ「僕じゃない」
自分はそっと助手席に移動し、一緒にいた犬を運転席に座らせた男。あまりにくだらない嘘に、警察が騙されることはなかった。
酒を飲んで酔っていたにもかかわらずハンドルを握っていた男が、警察に対してとんでもない釈明をして逮捕された。『USA TODAY』などアメリカのメディアが伝えている。
■警察に止められた男
つい先日のこと、アメリカ・コロラド州の通りを車で移動していた男が、近くを走っていた警察官に「スピードを出しすぎですよ」と声をかけられた。
これに焦った男は、座っていた運転席からそっと移動して助手席に移り、そこに座っていた愛犬を運転席に押しやった。そして「運転していたのは僕じゃないんです」と嘘をついたが、警察官が騙されるわけがなかった。
■飲酒がバレて逃走
男は明らかに酔っていたにもかかわらず、警察官に「どれくらい飲んだんですか」と質問されて激しく動揺。そのまま逮捕されることを恐れたらしくいきなり逃げ出したが、酔っていたため速くは走れなかったようだ。
警察官はいとも簡単に追いつき、現場から約18メートル先の場所で男の身柄を確保した。
■検査を終え逮捕された男
男はそのまま病院に送られ、健康状態などを徹底的に検査されたとのこと。それが終了するなりアルコール、またはドラッグの影響を受けた状態で車を運転していた容疑で逮捕された。
犬については男の知人に引き渡され、男の帰りを待っているという。警察はSNSに「犬が起訴されることはありません」「犬は警告を受けただけです」「その後に釈放しました」と投稿した。
■「嘘がつけない」半数超え
Sirabee編集部が全国10〜60代の男女1,789名を対象に調査を実施したところ、全体の51.8%が「嘘がつけないほうだ」と答えた。
嘘をうまくついて人を騙すことは、実際に簡単なことではない。酒を大量に飲んで酔っているときであれば、なおさらだ。すぐにバレて逮捕された男も、今になって後悔して反省しているに違いない。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)
対象:全国10代~60代の男女1,789名(有効回答数)