世界最高齢の犬が31歳の誕生日を迎える ギネス世界記録をまた更新
世界最高齢の犬は、1992年5月11日生まれのラフェイロ・ド・アレンティジョのオス。ポルトガルのある村で、やさしい飼い主とともに暮らしている。
ポルトガルで家族とともに暮らしている世界最高齢の犬が、今月になって記録を更新。驚くことに31歳の誕生日を迎えたことを、アメリカの『Fox News San Antonio』『PEOPLE』などが報じている。
■世界最長寿の犬として
話題の犬は、ポルトガル・レイリア県のコンケイロスという村に暮らす、ラフェイロ・ド・アレンティジョ(アレンティジョ・マスティフ、アレンティジョ・ハーダー)という犬種のオス犬ボビだ。
ボビは1992年5月11日生まれであることは証明済みで、『ギネス世界記録』も存命中の最も長生きしている犬としてすでに認定しており、このたびその記録が更新されたという。
■母親も長寿だった
ラフェイロ・ド・アレンティジョという犬種はポルトガル南部が原産。寿命は長くとも15歳ほどといわれており、その倍も生きること自体が奇跡。しかし、ボビの母親も18歳まで生きたため、家系的に長寿の遺伝子ではないかという。
超高齢になったボビは特に視覚が衰え歩行も困難だが、まだまだ生き生きとした表情を見せているそうだ。
■ドッグフードは与えず
飼い主であるレオネル・コスタさん(38)によれば、ボビくんは鎖でつながれることなくストレスフリー。散歩は自宅から近い林でしており、子犬のときにコスタさんの家に来て以来、引っ越しなどは経験していない。
食べ物は、ドッグフードではなく人間と同じ物を食べてきた。ただし、表面についている味付けを必ず落とすという。
■100人超を招き誕生日を祝う会
コスタさんは13日に、ボビくんの31歳の誕生日を祝うパーティを開催。海外から飛行機で駆け付けたファンもおり、ゲストは総勢100人を超えた模様だ。
ボビくんの前にギネス世界記録が認めていた最高齢の犬は、1910年に生まれたオーストラリアン・キャトル・ドッグのオスである「ブルーイー」。1939年11月に亡くなったが、29歳5ヶ月も生きたという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)