『ブレイキングダウン8』やられっぱなしの韓国選手にファンから異例のエール 「日本の無礼許して」
「もう戦いは始まっている」と言わんばかりのノッコン寺田による“場外戦”。やられっぱなしの対戦相手キム・ジェフンを気の毒に思ったファンたちからは応援の声が…。
1分間最強を決める格闘技「BreakingDown8(ブレイキングダウン8)」(5月21日、東京・後楽園)に初出場する巨漢ファイターのキム・ジェフン(韓国)。日本選手と韓国選手同士がぶつかり合う「日韓戦」でノッコン寺田と対戦する選手だが、いまネット上ではジェフンを猛烈に応援する声が増え始めており…。
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■秋山成勲率いる「韓国チーム」
日韓戦の8カード目・無差別級ワンマッチとして、180cm150kgのジェフン、184cm150kgのノッコンという巨漢同志が激突する。バチバチにライバル心を燃え上がらせる2人だが、その因縁は先日行われたオーディションまでさかのぼる。
オーディション会場のひな壇に座るブレイキングダウン主要メンバーの前に現れたのは、韓国にルーツを持つ格闘家・秋山成勲と、彼が連れてきた11人の選手だった。
■押される「日本勢」
ブレイキングダウンファンにはほぼ知られていない謎の11人は、みな徴兵を終えた屈強な体躯の持ち主で、同団体代表の朝倉未来が「みんなデカい。(日本勢の)全敗もありえる」と危惧するほど経験豊富な選手たちだった。
大勢の日本人選手に囲まれながらも11人は意気軒昂。時折勃発する乱闘劇でも終始日本勢が押されるなど、ファンにとっても不安が残る内容だった。
■ノッコン寺田が奮闘
英語や韓国語で日本勢がディスられ続ける中、1人気を吐いたのが元ラガーマンの剛腕・ノッコン寺田。
その後対戦が決まるジェフンに対し2度に渡って水をぶっかけ、20日に行われた前日会見でも笑顔で握手を求めるフリをして突然前蹴りを見舞うなど、今まで無い“奇襲”を繰り広げた。
さらには「豚キムチ!」と連呼されジェフンは怒り心頭。しかしノッコンの執拗な挑発劇にアドレナリンが急上昇したのか過呼吸気味になり、「明日は試合をするから…」と言い残し会見中にもかかわらず会場から帰ってしまったのだった。
■「ジェフンさん頑張って」「最高の仕事した」
そんな一連の乱闘動画がブレイキングダウン公式からアップされると、ネットでは「日本の無礼をお許し下さい」「キムジェフンさん頑張ってください!」「世間の大勢が、キム・ジェフンに感情移入してる」と、ジェフンを応援する声が続々上がる事態に。
一方でノッコンもツイッタートレンドワードに一時上がるほど話題を呼んでおり、「あれがブレイキングダウンや、ノッコンあれでいい」「ヒールとして最高の仕事した」「ノッコンの煽り挑発 俺は良かったと思う」と評価する声もあった。
ノッコンは2月19日に行われた前回大会でもK-1レジェンドファイター・天田ヒロミ相手に挑発劇を繰り返すなど終始流れをコントロールし、本戦で勝利をもぎとっている。彼の術中にジェフンもはまってしまうのか…。
■ジェフンを奇襲するノッコン寺田(動画)
/#BreakingDown8
緊張の前日記者会見…!
\🥊無差別級スペシャルワンマッチ🥊#キム・ジェフン 選手
🆚#ノッコン寺田 選手(@koupulu)▼朝倉未来YouTubeにて生放送中https://t.co/vAi2Sudtsd pic.twitter.com/CTvV2QDXjP
— BreakingDown / ブレイキングダウン (@breakingdown_jp) May 20, 2023
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)