日本人の約8割、10秒チャージの正式名を誤解していた もう「あの略称」は使えない…
「10秒チャージ」のキャッチコピーでお馴染みな、森永製菓のゼリー飲料「inゼリー」。しかし約8割もの人々が、商品名を誤解していたのだ…。
「名は体を表す」という言葉があるが、ときには優れたキャッチコピーが、商品名以上の知名度を誇るケースも珍しくない。ある調査の結果、森永製菓が販売する「10秒チャージ」でお馴染みのゼリー飲料の「正式名」を、多数の人々が誤解していると判明したのだ…。
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■いつの間にか名前が変わってた…
ことの発端は、2022年夏頃。ゼリー飲料を携帯するポーチアイテムに関するレビュー記事作成の際、使用例として記者が「ウイダーinゼリー」の名前を引用したところ、他の編集部員より「現在の商品名は『ウイダーinゼリー』ではないようです…」と、衝撃的な事実を告げられたのだ。
その際は、かつてネット上で狂ったように目にした広告「うわっ…私の年収、低すぎ…?」ばりに「うわっ…私の知識量、少なすぎ…?」と気落ちしたことを記憶している。
しかし冷静に考えると「世間の人々も、自分同様に勘違いをしているのではなかろうか…」と、確信にも似た思いが強まっていったのだ。そこで今回は、全国の10〜60代の男女1,000名を対象として「10秒チャージ」のキャッチコピーを持つ商品の正式名について、アンケート調査を実施することに。
果たして、読者諸君は正答を導き出せるだろうか…。
■現在は「あの4文字」を削除
「『10秒チャージ』でお馴染みのゼリー飲料と言えば?」という設問に対し、以前の記者同様「ウイダーinゼリー」と回答したのは、全体の76.6%と判明。思わず、自分は間違っていたが、ある意味間違っていなかった…と、矛盾全開な喜びを噛み締めてしまった。
残る23.4%は「inゼリー」を選択。そう、現在はこちらの「inゼリー」こそが正式名称なのだ。
多くの人々が「ウイダーinゼリー」の呼び名を「ウイダー」と略した経験があるかと思うが、それ故に「inゼリー」という表記にはやや物足りなさを感じてしまう…。
なお年代別の回答結果を見ると、上の年代になるにつれて「ウイダーinゼリー」と誤解している割合が大きいことが明らかになった。
■現行パッケージを見ると…
店頭で同商品のデザインを見ると明らかだが、現行パッケージからは「ウイダー」の4文字が綺麗さっぱり消えている。しかし記者は同商品を「形状」と「inの文字」、そして「味ごとの配色」で認識していたようで、前出の指摘を受けるまで、こちらの事実に全く気づかなかったのだ。
今回はアンケート結果を元に、商品名が「inゼリー」となった経緯について、同商品を展開する「森永製菓」に取材を打診したが、残念ながら「取材辞退」という結果になってしまった。
「inゼリー」が「ウイダーinゼリー」に勝る知名度を得るには、今しばらく時間が必要かもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)