3人の子を殺害した母親が自殺未遂で下半身不随に 失意の夫は「妻を許してほしい」
処方された薬に頼ったが状態が悪化し、子供を殺してしまった女。後追い自殺には失敗し、体には麻痺が残った。
幼い子供たちを絞め殺し、窓から飛び降りて死のうとした女。悲惨な事件の経緯と女のその後について、『People』などアメリカのメディアが伝えた。
■子供たちを殺害した女
アメリカ・マサチューセッツ州で暮らす女(32)は看護師としてまじめに働いていたが、3人目の子を出産した頃から精神的に不安定になった。
自宅で子供たちの世話をしていた1月24日には、いきなりエクササイズ用のバンドで5歳と3歳の子供を絞殺。0歳の末っ子の殺害も試みた後、女は自宅の窓から飛び降り自殺を図った。
その後、関係者がかろうじて生きていた末っ子を発見し通報。末っ子は病院に搬送されたが容態が悪化し、そのまま死亡した。後追い自殺を試みた女は重傷を負ったが、死ぬことはなかった。
■女は下半身不随に
女を担当する弁護士がこのほど一部メディアの取材に応じ、事件後の女の様子について告白。「(自殺未遂により)腰から下が麻痺した状態です」と明かし、死ぬまで治らないとも語った。
また弁護士によると、女は3人目の子を出産したあと複数の薬を処方されていたとのこと。鬱や不安症状があったためだというが、その薬がかえって症状の悪化につながった可能性を指摘している。
誰も予期していなかった重大事件を起こした女の裁判は、7月25日に予定されているという。
■悲しみに暮れる父の願い
事件が発生したとき、夫であり父親のパトリックさんは自宅にはおらず、子供たちを救うことができなかった。何より大事にしていた子供たちを失った深い悲しみは、今も癒えていない。
しかしパトリックさんは妻を許したと明かし、自身のために関係者が立ち上げた寄付のサイトには「どうか妻を許してやってほしい」と書き込んだ。
「妻は、本当はとても愛情が深く誰に対しても優しい女性なのです。僕、子供たち、その他の家族、友達、患者さんたちに対しても思いやりがありました」。パトリックさんはそうも書き、むごい犯行に及んだ妻が心の安らぎを得られるよう願った。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)