オリックス、16日からロッテと首位攻防戦 中嶋聡監督「勝ち切ることが本当のいい試合」【週刊バファローズ2023】
オリックス・バファローズが、16日から千葉ロッテマリーンズと首位攻防の3連戦を行う。初戦の先発はオリックスが宮城大弥、ロッテが種市篤暉と発表され…。
■中嶋聡監督「しっかりと最後…」
舞台を京セラに移し、3連戦の結果によっては首位が入れ替わるソフトバンク戦。
前回の登板で3点差を守れなかった山崎福也が序盤に捕まってしまう。打線は追い上げるもあと1点が届かずチームは2連敗。
試合後、中嶋聡監督は「いい試合をしたというだけではダメ。しっかりと最後、勝ち切ることが本当のいい試合と言えると思います」と語り気を引き締めていた。
続く2戦目はエース山本由伸が先発。山本はこの日も制球に苦しみ球数を要してしまう。また押し出しを許すなどらしくないところも見られたが、要所要所で抑えると打線が16安打8打点と大量援護。
山本が今季3勝目をマークして、チームの連敗を止めるとともに首位陥落を阻止した。
■山下舜平大は無敗継続中
ソフトバンク3連戦の最終戦は、山下舜平大が先発。山下は2点の援護をもらったが、5回に1失点、6回に2失点で逆転されてしまう。
しかし8回に代打の福田周平がモイネロから同点タイムリーを放ち、土壇場で同点に追いつくと、両チームともに総力戦で延長12回でも決着がつかず引き分け。
9回に登板した平野佳寿にホールドがついたことから、史上初となる日米通算200セーブ&200ホールドの偉業を達成した。
試合後、中嶋監督は「打線は相手もあることですし、いつもいつも打てたらすごいことなので。まあ、それでもよく追いついたと思います。最後、決めることができなかったのは悔いが残りますけど、よくやったと思います。リリーフ陣はよく粘ってくれました。舜平大は、これをいい経験にしてくれたらと思います」とコメント。
山下の無敗は継続中だ。
■オリックスとロッテの3連戦
16日からは1ゲーム差でオリックスを追っている2位のロッテと、千葉・ZOZOマリンスタジアムで3連戦が行われる。
初戦の先発はオリックスが宮城、ロッテが種市篤暉と発表された。宮城も今季は黒星がないだけに、まずはカード頭を取って、2戦目以降に登板が予想される佐々木朗希から黒星をつけた上でカードを勝ち越したいところ。
主砲2人を欠く中、打線はよく打っているだけに、この3連戦は期待したい。
■執筆者プロフィール
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)