オリックス、16日からロッテと首位攻防戦 中嶋聡監督「勝ち切ることが本当のいい試合」【週刊バファローズ2023】
オリックス・バファローズが、16日から千葉ロッテマリーンズと首位攻防の3連戦を行う。初戦の先発はオリックスが宮城大弥、ロッテが種市篤暉と発表され…。
先週のオリックス・バファローズは仙台で2連勝すると、東北楽天との3戦目に敗れ、京セラでの福岡ソフトバンク戦のカード頭も敗れたため2連敗。しかし2戦目は快勝、3戦目も引き分けたことで、カード勝ち越しは継続中だ。
16日からは千葉に乗り込み、千葉ロッテと首位攻防の3連戦が行われる。
■2023オリックス・バファローズ戦績 5.9−5.14
◆対 東北楽天ゴールデンイーグルス/宮城・楽天モバイルパーク宮城
5.9
○オリックス(宮城)2-0(早川)東北楽天○
5.10
○オリックス(田嶋)8-2(岸)東北楽天○
5.11
●オリックス(黒木)3-7(則本)東北楽天○
◆対 福岡ソフトバンクホークス/大阪・京セラドーム大阪
5.12
●オリックス(山崎福)3-4(石川)福岡ソフトバンク○
5.13
○オリックス(山本)8-3(東浜)福岡ソフトバンク●
5.14
△オリックス(山下)3-3(ガンケル)福岡ソフトバンク△
※延長12回引き分け
※(カッコ)内は先発投手。
※通算成績はオリックス21勝14敗1分けの首位。2位の千葉ロッテとは1ゲーム差。(2023.5.14現在)
■宮城大弥が今季初の完封勝利
仙台での楽天3連戦。カード頭では宮城大弥が快投を見せて、8回にゴンザレス、佐野皓大のソロが飛び出し、宮城が今季初の完封勝利を収めた。
試合後、宮城は「めっちゃ嬉しいです! バックに助けられて、良いテンポで投げられてますし、本当にバックのおかげで自分のリズムで投げることができました。感謝です」と笑顔。
8回のホームランについては、本当に頼れる先輩方がいますし、0で守っていけば負けはしないと思っていました。先輩方が必ず点を取ってくれると信じていました」という。
最終回のマウンドは「先頭を意識して、一球一球集中して入ることができました」と語った宮城。最後は「チームが盛り上がっていますので、またいい感じで、良い投球ができるように頑張りたいと思います」と次戦に向けて前を向いていた。
■田嶋大樹は野手に感謝しきり
2戦目は打線が16安打8打点と大爆発。先発の田嶋大樹は無失点のまま9回のマウンドに上がるも失点を許し降板したが、吉田凌が後続を抑えて田嶋は宮城と並んで4勝目。
試合後、「要所要所でしっかり投げ切ることができましたし、野手の皆さんも良いプレーたくさんしてくれたので、なんとか投げることができました」と語る田嶋。
最終回は「行きますと言ってマウンドに上がったんですが、最後まで仕事をすることができなかったので次リベンジしたいと思います。野手が打ってくれて、守ってくれて、若月(健矢)さんがしっかりリードしてくれて。その中で僕が最低限仕事したという意識でいるので、野手の皆さんには感謝しかないです」と野手に感謝しきりだった。
最終戦は投手陣が崩れて今季初の同一カード3連勝はならず。