飢えや怪我、病気、毒虫や原住民から生き延びろ! 熱帯雨林サバイバルゲーム『Green Hell』プレイレビュー
マルチプレイ可能な骨太サバイバルゲームの決定版。危険な生物のひしめく「緑の地獄」を味わってみた。
ゴールデンウィークにまとまった時間を取り、積みゲーを崩した人も多いことだろう。今回は記者がGW期間中に遊んだ密林サバイバルアクション『Green Hell』のマルチプレイヤーレビューをお届けする。
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■身一つで密林を探索
本作はCreepy Jarから発売されたオープンワールドサバイバルクラフトで、2019年のリリース以来、度重なる大型アップデートでプレイヤー数を堅実に増やしている。よくセールにも登場しているため、ショップで見たことがある人も多いのではないだろうか。
ゲーム内容は「緑の地獄」というタイトルが示す通り、過酷なアマゾンの密林を舞台に主人公がサバイバルをしながら、消えた妻の消息を追うというもの。
道中では毒ヘビや毒グモ、ムカデといった生物に加えて食中毒や病気などにも気を配らねばならず、時には敵対的な原住民の襲撃を受けることもある。
■生き延びる事に特化
遭難した森で原住民に襲われると聞くと、このジャンルでよく遊ぶ人なら『The Forest』シリーズを思い浮かべるかもしれない。
実際多くの共通点はあるが、あちらは初期段階を乗り越えれば変異体とのバトルが主体になるのに対し、こちらはサバイバルに重点が置かれているように感じた。
実際、プレイヤーは歩いているだけで怪我をするし、傷口を放置すれば化膿し、より適切な治療方法が必要になる。
またヘビやムカデの毒は発熱、食中毒は嘔吐を伴い、長時間に渡る脱水と共にじわじわと体力を奪い、やがて避けられない「死」が訪れてしまう。
■クラフトの基本が運命を左右
今回は右も左もわからない密林初心者の記者が、既にプレイ経験のある編集部の熊田氏のガイドのもと、マルチプレイに挑戦した。
多くのクラフト系ゲームの定石通り、本作もまた身近に落ちている「木」や「石」を集め、採集道具をクラフトするところから始まるようだ。
しかし、ランダムに選ばれるスタート地点との相性もあり、序盤からなかなか石が見つからず、生存にはかかせない「ココナッツ」を入手することができない。
石さえあれば投げてココナッツを落とすことも、石斧で硬いココナッツを割ることもできるのに…。
そんなことを考えながらウロウロしていると、運悪く生い茂る葉の下に潜んでいた毒クモに噛まれ、発熱してしまった。