アンミカ、旧統一教会の献金に疑問 「幸せって…」「お金寄付することちゃう」
旧統一教会(世界平和統一家庭連合)のデジタル献金に、アンミカはさまざまな角度から懸念を示す。
モデルのアンミカが14日、『サンデー・ジャポン』(TBS系)に生出演。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)のデジタル献金に対して懸念を示した。
■教団が信者をデータ管理
番組には今回、教団を長年取材しているジャーナリスト・鈴木エイト氏が登場。VTRでは献金の実態について紹介され、教団が「ハナロシステム」なるものを用いていることが明かされる。
教団は信者をデータベースで管理しており、スマホ用のアプリを開発し、献金や礼拝参加の状況などを一元管理。また、アプリを通じて銀行口座から教団への献金も行うことができ、デジタル献金が加速しているという。
■献金の激化を懸念
エイト氏がスタジオでデジタル化の狙いを解説すると、スタジオ出演者は驚いたような反応を示す。
アンミカも「人を数字で管理するようになって、今まで人間が『この人からはちょっと…』って情があった部分が、もう数字だけになって、幹部を追い詰められやすくなるし」と、デジタル化でより献金が苛烈になることを懸念する。
■幸せとは何かにも言及
アンミカは献金する側の視点からも、「献金する人も逆に、直接の口座」「何か換金して渡したりってやりとりではなくなるので、(献金が)簡単になる危険性がありますから」と危惧。
そしてここから、「本当に『幸せ』って、死んでからのことを考えて今あるお金を寄付することではなくて、幸せって何かっていうところに立ち返る」と宗教観にも触れ始めた。
■死後を考えての献金に否定的
「今、周りにいる人の笑顔って、最低限のお金がないと生活もできない。それを残してみんなの笑顔がめぐることが幸せやから」と、献金に対して否定的な意見をにじませるアンミカ。
最後は「幸せって、死んでからどうなるために今あるお金を寄付することちゃうねん! っていうのを、みんなが重々感じるっていうのが改めて(必要)」「そこに立ち返ってほしいと思いますね」と、自身の考える幸福論も展開したのだった。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)