地震と落雷でなぜか“親父”が話題に… 国民的な共通認識に「ほんま日本人」の声
関東で地震、雷と相次いだきょう11日、ツイッターでは「地震雷火事親父」が話題に。日本的な連想にホッコリする人も。
早朝に最大震度5強の地震が発生したきょう11日、午後には関東の各地で雷雨に見舞われた。この事態に、ツイッターでは「地震雷火事親父」がトレンド入りして話題となっている。
■早朝の地震に続いて落雷も
きょう11日午前4時16分ごろ、千葉県南部を震源とする地震が発生。千葉県木更津市で震度5強を観測したほか、東京都や神奈川県などでも震度4を観測した。
午後には関東の各地に発達した雨雲がかかり、都心でも雨が強まって雷が発生。東急東横線と目黒線では、落雷による影響で信号設備が故障し、一部区間で運転を見合わせている。
■「この世でとくに怖いもの」
同じ日のうちに地震と雷が相次いだことから、ツイッターでは「地震雷火事親父」がトレンド入りする事態に。
この言葉は、「この世でとくに怖いもの」を順に並べた古くからの言い回し。かつての家父長制では、地震、雷、火事に匹敵するほど「父親」が恐ろしいものとされていた。
この「親父」については、じつの父親ではなく「名主」や「庄屋」を意味するとの説や、台風を意味する「大山嵐(おおやまじ)」「大風(おおやじ)」が変化したとする説もあるという。
■「ほんま日本人」とホッコリ
いずれにせよ、地震、雷と続いたことから、この言葉を連想した人が多かったようで、「地震、雷とくればあとは火事、親父と相場は決まってるんよ」「地震雷ときたか。火事と親父まできたらきょうすごいぞ」「首都圏、きょうだけで地震雷ときてるので火事と親父にも気をつけてね」といった声が。
トレンドワードを見て、「地震と雷ときたら火事と親父とか。日本人っぽくて好きよ」「トレンド見てみんな同じ連想しててほんま日本人やなぁって思った」「地震と雷、火事と親父、日本人の共通認識な感じがして好き(笑)」とホッコリする人もみられた。
■「発想が親父」との指摘も…
さらに、「現代の親父って怖いのかな? そもそも親父って感じのお父さんって、どれくらいいるのかな?」「地震、雷、火事と並び称される親父ってどんなやつだよ凄まじいな」「令和5年にもなると、地震と雷・火事と親父の『親父』はもうランキング外に脱落していいんじゃないかな?」とのツッコミも。
中には、「若いスタッフに『地震雷ですね』と話しかけたところ『ついに日本終わるんですかね』と返ってくるなど。そうだよね地震雷火事親父なんて慣用句使わないよね」とのコメントもあり、「あさの地震に続いて火事ときたか、じゃあ次は火事だな…と思う時点で発想がすでに親父」と指摘する人も見受けられた。
・合わせて読みたい→地震の「おかげ」「せい」? 早朝の最大震度5強の警報から思わぬ論争に…
(文/Sirabee 編集部・けろこ)