江川卓氏、DeNA・バウアーの実力を分析 自身との共通点や勝利数も予測
江川卓氏がバウアー投手の実力や予想される勝ち数、不調時に発生しそうな不安点を解説。
元読売ジャイアンツ選手の江川卓氏が自身のYouTubeチャンネル『江川卓のたかされ』で、横浜DeNAベイスターズのトレバー・バウアー投手を分析した。
■江川氏が印象を語る
3日の広島東洋カープ戦で7回1失点の好投を見せ、来日初勝利したバウアー投手について質問された江川氏は「非常にコントロールが良い」と印象を語る。
続けて「あんまり身長は高いようには見えなかったけどねえ。体格は良くて」とポツリ。
スタッフから185センチあることを告げられると、「そんなにありますか。じゃあ横がでっかいんだね。身長があるように見えないから。体の幅があるピッチャーでしたね」と評した。
■「鼻血」の共通点も
バウアー投手が初登板の際、球場に出かけるときに鼻血を出したことを聞くと、「誰かみたいじゃないですか」と、江川氏はプロ初登板で鼻血を出し降板した自分と重ね合わせて笑う。
当時のエピソードを回想したあと、実際にバウアー投手が投げている映像を見ながら「投げ方は非常に良いです、日本人に近い。ボールは重いですね。軽いボールではない。バッターは重い感じがすると思う」と話す。
さらに「コントロールは非常に良いですね。フォームが良いので、コントロールが悪いわけがない。こういうふうに投げてくださいというようなフォーム」とコメントした。
■予想勝利数は?
バウアー投手の変化球について分析した江川氏はスタッフから「何勝くらいできそうですか?」と質問を受ける。
すると同氏は「そうですね、13から15勝ですね。頭から投げていればですよ。ローテーションで投げていたら、この感じだったら30試合は絶対に投げられますね。だから25試合投げたら、15勝6、7敗ってところでしょうね」と予測した。
■調子の悪い日は…
称賛の一方で江川氏は「(広島戦)で外野に大きなフライが何本か出ているのは、ボールが少し高いところに投げるので。低めに投げようと思っていないので、自分のベストピッチを投げているっていう感覚で投げている」と分析。
そして「ボールが少し高くなるので、 ちょっと調子の悪い日はホームランが出る。まあ、江川卓みたいなものですよ。江川卓のほうがボールがもう少しスピンが多いかな。彼のほうが少しスピンは小さいけど、ボールは重いですね。ボールは高いので、ホームランは打たれると思う」と解説した。
今回の動画は8日撮影されたとのこと。9日の試合では江川氏の予想通り、バウアー投手は3本のホームランを浴び、敗戦投手となった。