4歳の空の旅で出会ったCAが忘れられず… 「優しいお姉さん」との奇跡の再会ストーリー
ドラマのように奇跡が重なり、憧れの客室乗務員と運命の再会を果たした一家。SNSが浸透している現代ならでは、だ。
人生において山ほど経験する、一期一会。「あの人は元気かな」とふと思い出すも、連絡先を交換しない限り二度と会えないのだ。しかし稀に奇跡も起こるようで、ある少年はずっと忘れられずにいた人と運命の再会を果たしたという。
シンガポールの『AsiaOne』や『The Straits Times』が報じている。
■優しくしてくれたお姉さんたち
シンガポールに住むドミニク・オドネルさん(18)は2010年、イギリスのロンドンから移住するためにシンガポール航空のフライトを利用した。
長旅に飽きたり泣き出したりしないよう、当時4歳だったドミニクくんにはサンディさんとアリスさんという2人の客室乗務員が終始優しく接してくれていた。
その様子に両親は感動し、ドミニクくんをはじめ一家にとっては「忘れられない思い出」となった。
■6年後に奇跡の再会
その後も、一家の会話の中でたびたび、「あの時のお姉さんたちは元気かな」「また会いたいね」と話題に出るように。
そして6年経ったある日、休暇をイギリスで過ごすべく一家が乗ったロンドン行きのフライトに、たまたまサンディさんが乗務していた。
彼女もドミニクくんたちを覚えていたといい、念願の再会を果たした一家は大喜び。サンディさんも「あの時の男の子は大きくなったかなと、私も時々思い出していた」と言ってくれた。
■「ふたりは僕にとってヒーロー」
それ以降、サンディさんと一家は連絡を取り合い、昨年にはオーストラリアのパースで合流することができた。ドミニクくんは「彼女たちは、僕にとってはヒーローのような存在。いつか会いたいとずっと楽しみにしていました」とメディアに明かしている。
しかし、サンディさんから「あのフライトで一緒だったアリスとは、以来まったく会っていないの。辞めちゃったのかも…」と残念な報告があった。
■TikTokに「あの時の私よ!」
そこで、ドミニクくんは「TikTokさま、お願いです。僕に魔法をかけて、アリスさんに会わせてください」とTikTokに投稿した。
すると数日後、アリスさんという女性から「こんにちは、ドミニク。私があの時のアリスよ!」というメッセージが。彼は大興奮で連絡を取り、サンディさんを含めたグループチャットを作成した。
近々3人での再会を予定しているそうで、「まるで無くなっていたパズルの最後の1ピースが見付かり、ぴったりと当てはまったような気分です」とその喜びをメディアに語っている。
■奇跡の再会を果たした一家
https://www.tiktok.com/@dominickod86/video/7228245990178901255
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)