免許証の顔写真に警察官が失笑 飲酒運転の悪質ドライバーを摘発すると…
運転手の男は偽の運転免許証で免れると思ったのだろうか。ボリス・ジョンソン氏も苦笑いしているはずだ。
たとえ少量の飲酒でも、飲んだら絶対にしてはならない車やバイクの運転。万が一事故を起こした場合に保険金は支払われず、加害者も自身もともに苦しむことになる。
通常は緊迫するそんな飲酒事故の現場で、このほど思わず警察官が失笑してしまうハプニングがあったという。イギリスの『The Guardian』や『INDEPENDENT』が報じている。
■蛇行運転して柱に激突
先月29日、オランダ北東部のフローニンゲンで警察官がパトロールを行っていたところ、1台の不審な車両を発見した。
様子を見ていると、その車は蛇行運転をしながら歩道の電柱に激突。にもかかわらず、バックして再び走行に戻ろうとするなど、明らかに異常が感じられた。
警察官はその車を呼び止め、アルコールの呼気検査を行おうとしたが、男はそれを拒否したという。
■写真はどこかで見た顔
男は酒臭い息で、警察官は血液検査を強行。もちろん飲酒運転であることが判明した。しかし男の運転免許証の顔写真を見て、警察官は失笑してしまった。
そこに使われていたのは、なんと昨年辞任したイギリスの前首相、ボリス・ジョンソン氏だったのだ。さらに免許証には「ウクライナ政府による発行」「有効期限は3,000年」と記載されていたという。
■「ウクライナのお土産ショップで」
フローニンゲン警察署はTwitterでその写真を公開。「残念だったね、偽造免許証なんかには引っかからないよ」とコメントした。
名前は公表されていないものの、男の年齢は35歳。ウクライナ国籍なのか、またどのようにしてその偽造免許証を入手したのかは現在も調査中だ。
しかし、あるTwitterユーザーは「その免許証はウクライナのお土産ショップで人気の商品だよ」と反応し、コメント欄はさらに賑わいを見せている。
■飲みながらの仕事はOK?
Sirabee編集部が全国10〜60代の男女1,574名を対象に調査を実施したところ、「酒を飲みながら仕事をしてもいい」と答えた人は全体の27.6%。性年代別で見ても、全ての世代で男性のほうが多いようだ。
お酒は人の判断力を鈍らせるため、運転や仕事の前の飲酒は言語道断だと考える人は多いが、一方で「お酒を飲みつつ明るい気持ちで仕事がしたい」と肯定派も存在。「職場のごみ箱には空のワンカップが捨てられている」など、噓のような本当の話もあるようだ。
■写真に使われていたのは…
Politie houdt man aan met vervalst Oekraïens rijbewijs van 'Boris Johnson' https://t.co/Op6smueipI
— NOS (@NOS) April 30, 2023
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)
調査対象:全国10代~60代の男女1,574名