ストーカーと化した男がスパの女性従業員を殺害 片思いを鼻であしらわれ激怒か
事件が起きたのは、高級ショップやサロンが立ち並ぶエリアだった。そこで働く女性たちのほとんどは、ナンパしてくる男性客を無視しているという。
美しく優しい女性がたくさんいるショップやサロンを訪れ、丁寧な接客に触れているうちに、お気に入りのひとりを見つける男性は少なくないといわれている。
このほどインドで、ナンパに失敗した男がストーカーとなり殺人事件を起こしたことを、『Times Now News』『LATEST LY』などが報じた。
■フラれて逆恨み
事件は4月28日、グジャラート州ラージコット地区のアミン・マーグ通りにある高級スパで発生。逮捕されたヨゲシュ・ジャンダリヤ容疑者は、衛生関係の仕事に就いていた。
容疑者は、そのスパの電話受付係として雇われていた23歳の女性に片思いするも相手にされず、逆恨みから鉄パイプで殴殺。頭を中心に、容赦なく全身を執拗に叩いたことがわかっている。
■力づくで襲い掛かる
ジャンダリヤ容疑者は女性への思いを募らせたある日、デートを申し込んで拒否され、それ以来ストーカーと化していた。
数日間にわたり、女性に「俺とセックスしよう」などと卑猥なメールを送り、その後、力ずくで暴行しようとして逃げられた。女性はこの件を職場や家族に明らかにし、警察にも通報。これが容疑者を激高させた一因にもなっている。
■最後の力をふり絞り…
全身を鉄パイプで殴打された女性は、最後の力をふり絞って夫に電話し、現場に駆けつけた夫が彼女を車に乗せ、病院へと連れて行った。
一方、ジャンダリヤ容疑者は現場からすでに逃走しており、ラージコット警察が行方を追い、身柄を確保した。現在も事件の詳しい捜査が行われている。
■サービス業は狙われる?
アミン・マーグは、ラージコット地区のなかでも特に高級ショップやサロンが立ち並ぶエリア。そこで働く女性たちはナンパしてくる男性客を通常は相手にせず、殺害された女性も容疑者のナンパを鼻で笑って無視していた。
インドでは近年、サービス業界の仕事に就く女性たちが、こうしたストーカーや性犯罪に巻き込まれる事件が多発しているという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)