日本の国民食「カレー」人気ランキング 欧風、インド風を超えた1位は…
家庭料理としても給食でも人気のカレー。専門店も多いが、どんなスタイルが愛されているのだろうか。
家庭の味から学校給食、専門店も数多く、外国から入ってきたメニューながら日本人の国民食のひとつとも言われるカレーライス。
日本には、インドを植民地としていたイギリス経由で明治時代に伝わり、とろみのある汁というスタイルがご飯によく合うことからも広く愛されるようになった。
現在ではさまざまなカレーがあるが、その人気はどうなっているのだろうか。Sirabee編集部は、3月27〜28日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に調査を実施した。
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■第6位:和風カレー/第5位:ドライカレー
36票を集めて6位に入ったのは、お蕎麦屋さんなどの和風カレー。鰹節など和風出汁がきいた、カレー粉の黄色っぽい色合いも懐かしい。カレーうどんやカレー南蛮、カレー丼などで食べられることが多いだろう。
5位は43票のドライカレー。日本生まれのアレンジレシピだ。キーマカレーのようにひき肉と野菜を炒めてつくるレシピと、チャーハンのようにご飯まで炒めてしまうレシピがある。
■第4位:スープカレー/第3位:欧風カレー
第4位は46票でスープカレー。北海道札幌市の名物でさらさらのスープや北海道で採れた野菜などをふんだんに使ったスタイル。今や東京など全国に専門店が出店されている。
第3位は99票を集めた欧風カレー。シチューのように煮込むときにブーケガルニやワイン、フォンドボーなどを加える、仕上げにバターをたっぷり入れてコクを出す…といったレシピも。
欧風カレー専門店では、じゃがいもをカレーに入れず、別皿で供する食べ方もよく知られている。
■第2位:本格インドカレー
本格的なタンドール窯でナンを焼き、お米はインディカ種のバスマティライスを使ったようなインド(ネパール)カレー専門店は、ここ10年ほどでかなり目にするようになった。
チキンカレーが一般的だが、ほうれん草でつくるサグパニール、羊肉を使ったローガンジョシュ、肉ではなく豆を使ったダールカレーなど、インド風といっても個性はさまざまだ。今回の調査では145票で2位にランクインした。
■第1位:昔ながらの日本のカレー
今回、圧倒的な得票率となったのは、「昔ながらの日本のカレー」で631票。6割を超える人気となった。
ルーを使わないインド風などのスパイスカレーレシピも昨今人気だが、やはり日本で支持されるカレーは人参やじゃがいもがごろっと入ったとろみのある、あのカレーのようだ。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)