ハチミツ採取中の男性がハチに刺され死亡 悲鳴をあげた直後の惨事
「巣から離れていろよ」と仲間に指導していた50代の男性が、ハチに襲われて悲惨な死を遂げた。
採取中に、まさかの出来事が…。ハチに襲われた男性の最期、またそれに関する仲間の証言などを『Thaiger』などタイのメディアが伝えている。
■仲間を連れて森へ
タイで暮らしていた男性(51)が、ハチミツ採取のため仲間と一緒に森に向かった。同伴した仲間にとっては初体験だったが、男性には経験もあるため、仲間にも注意点などを指導していた。
男性は「俺が巣のあるところに上がってハチミツを採取するから、お前は巣から離れた場所にいろよ」と熱心に話し、手順を説明したあと準備を整えた。
■悲鳴をあげた男性
男性は目出し帽をかぶり、木登りを開始。巣を見つけるなりたいまつの火を近づけてハチを追い出そうとしたが、作業開始からわずか5分後に、大きな叫び声をあげた。
「刺された」という大声に驚いた仲間が慌てて様子を見に行ったところ、男性は意識を失っていたとのこと。足首につるが絡まった状態でぶら下がっていたことから、仲間はすぐに人里に向かい救いを求めた。
■つるに絡まっていた遺体
レスキュー隊と地元の人々が森に入り、地上10メートルの高さからつるに絡まった状態でぶら下がる男性の遺体を発見。力を合わせて遺体をつるから外し確認したところ、顔と体にハチに刺されたあとがいくつもあった。
当局は男性が死亡した経緯を慎重に調べており、死因を特定するために検視も進めている段階だと公表している。詳しい情報は分かっていないが、「ハチ毒アレルギーが男性の死を招いた可能性もある」と伝えているメディアもある。
■60代男性の死亡事例も
約3週間前には、プーケットに滞在していた英国出身の男性(69)がバイクを利用したが、その際にハチに一度刺されてしまったため、妻が補助治療薬を使い助けようと試みた。
しかし男性の状態は悪化し、そのまま死亡した。同男性は以前にもハチに刺されたことがあり、蜂蜜アレルギーもあったと一部メディアは伝えている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・マローン 小原)