「ジェンダーレストイレ」で話題の歌舞伎町タワー 異世界すぎる光景に目を疑う…
新宿にできた「東急歌舞伎町タワー」が話題だ。2階のフードコートは独特の雰囲気を醸していて…。
14日、東京・新宿歌舞伎町に「東急歌舞伎町タワー」がオープン。ネット上では、ジェンダーレストイレが話題だが、このタワーには何があるのだろうか。
現地に足を運んでみると…。
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■歌舞伎町の新たなシンボルに
「歌舞伎町タワー」は地上48階、地下5階で、225メートルの高さを誇る。館内には、映画館や劇場、ライブホールなどがあり、新宿の新たなシンボルになりそうだ。
2階には性別関係なく誰でも利用できる「ジェンダーレストイレ」も設置。ネット上では、このトイレばかり注目されがち。
だが、「ジェンダーレストイレ」と同じフロアには、グルメファンの興味をそそるものが…。
■「大人のフードコート」
2階には、フードコート「新宿カブキhall~歌舞伎町横丁」がある。歌舞伎町らしいきらびやかなネオンと映像が流れ、お祭りのようなイベントホールだ。
飲食店も、北海道、東北、関東、中部、近畿、中四国、九州沖縄、横浜中華、韓国、KABUKI CAFE(カブキ カフェ)の全10エリアが展開され、各地のソウルフードが集結。座席数は1,300席で、スケールの大きさを感じさせる。
営業時間は18時から翌朝5時までと、「眠らない町」歌舞伎町らしいスタイルだ。
ネット上では、「日本各所の名物屋台みたいなのがいくつもあって楽しい」「海外のクラブにきたんじゃないかってくらい内装とお洒落な雰囲気最高だった」「映画の中に入ったみたい」「大人のフードコートって感じでワクワクした」など、訪れた人から絶賛する声があがっている。
■料理はどれも激ウマ
「大人のフードコート」には、どんな世界が広がっているのだろうか。4月下旬のお昼すぎ、「歌舞伎町タワー」に足を運んだ。
中は、フードコートというより、横浜中華街を彷彿とさせる雰囲気。平日の昼にも関わらず、どの店もほとんど満席で、ビールやハイボールなどを飲む人であふれていた。
どの店も魅力的で迷ったが、まずは「中四国エリア」へ足を運んだ。この日は仕事の合間に立ち寄ったため、ノンアルコールビールで我慢し、神戸餃子、豚平焼きを注文。
餃子は外はカリカリ、中からジューシな肉汁があふれる。濃いめの味噌ダレにつけて食べるのだが、これが絶妙に食欲をそそる味。豚平焼きも濃厚なソースと卵の相性が堪らない。
続いて、「福岡沖縄エリア」へ。こちらでは馬刺しと長浜ラーメンをオーダー。
馬刺しはどれも柔らかく、肉の旨味が感じられる。ラーメンはどろっと濃厚な豚骨スープながら後味はあっさりしていて、飲んだ後の「締め」にも最適だ。
■飲み屋街のような感覚で利用か
全体的に、飲み屋街のような感覚で利用するのがいいと感じた。家族で訪れるよりも、友人との飲み会や一人で「はしご酒」するのに最適だ。営業時間は18時から翌朝5時までとのことだが、昼間は一部営業していない店舗もあったので、行きたい店には事前に確認するのがいいかもしれない。
今週末からゴールデンウイークに突入する人も少なくないはず。今年は行動制限もなく、「ノーマスク」解禁となったこともあり、出かける予定を立てる人も多いことだろう。
友人と歌舞伎町タワーに行き、「異世界」を体感してもいいかも。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)