黄砂の被害を受けた経験は? 関東地方だけ5割と少ないが…

この春、たびたび列島を襲っている黄砂。車や洗濯物、アレルギー症状など被害を経験した割合は…。

黄砂

中国内陸部の砂漠地帯に端を発する黄砂。主に春、中国だけでなく朝鮮半島から日本を直撃し、スギ花粉の時期とも重なってアレルギー症状や視野不良などをもたらすことも。

非常に細かいエアロゾル粒子で、一部はアメリカ大陸を超え、ヨーロッパなどにも到達するという。


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■今年は東京でも観測

中国大陸に近い九州北部などでは春の風物詩となっている黄砂だが、今年は全国的に被害が拡大し、東京でも2年ぶりに観測。4月に観測されたのは2007年以来16年ぶりとなる。

自家用車を持っている人などは、洗車したばかりの車が砂だらけになったり、また外に干した洗濯物が汚れたりといった被害に遭った人もいるかもしれない。いったい、どれくらいの人が黄砂被害を経験しているのだろうか。

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■6割以上が被害経験

Sirabee編集部が、4月22〜24日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、全体の64.9%が黄砂の被害を経験していることが判明。ほぼ2/3に及び、被害者と地域がかなり幅広いことがうかがえる。

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■関東だけ5割

なお、地域別で見ると顕著な差も。最も割合が高いエリアはやはり九州・沖縄で82.0%。その他の地域はおおむね7割台だが、関東地方だけ5割と目立って少ない。

広大な関東平野は周囲を山に囲まれており、地理的に黄砂が届きづらい面もあるのだろう。

黄砂

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年4月22日~4月24日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

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