立花孝志氏と衝突中の政女党・大津綾香氏、目黒区議選で落選 「力及ばず申し訳ないかぎり」

内紛状況にある政治家女子48党。党首の座を巡って立花孝志氏と舌戦を繰り広げてきた大津綾香氏が、今回の選挙戦を振り返った。

大津綾香
政治家女子48党(旧NHK党)所属で、立花孝志氏と代表権を争っている大津綾香氏が23日夜、立候補していた目黒区議会選の選挙報告会を実施。落選という結果を受け、「力及ばず、申し訳ないかぎり」と支持者たちに謝罪した。


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■続く内紛

大津氏は神奈川・横須賀生まれの30歳。元は子役タレントで、NHK『週刊こどもニュース』出演時には池上彰の娘役も務めている。その後、建築デザイナーを経て2023年1月同党公認で目黒区議選に立候補していた。

3月8日、NHK党所属だったガーシー氏の帰国約束反故のトラブルで党首の立花氏が辞任。政党名を政治家女子48党に変更し、党首に大津氏が就任すると発表されたが、4月に入り事態は急転。

同党は大津氏を除名した上で、党首に再び立花氏、代表に斉藤健一郎参院議員が就くという変更届を総務省に提出したため、大津氏は変更は無効だと抗議。立花氏が裁判を起こすと公表するなど、内紛が続いている。

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■政女党が直面する厳しい現状

大津綾香

渋谷区のフリースペースで行われた選挙報告会には、ユーチューバーをはじめとする大津氏の支持者と、一部マスコミの姿。

着ぐるみ姿の女性から、プロ野球の応援ユニフォーム姿の男性まで、和気あいあいとした雰囲気が漂っていたが、22時30分、各選挙区の開票速報が行われると会場の緊張感が一気に高まった。

同党から出た候補者の状況は芳しくなく、各地の開票速報情報を確認した関係者から「○○さんはダメそう」「△△さんはギリギリのライン」「厳しい」「これが政治家女子の実力」など状況が次々伝えられると、大津氏はその都度ため息を漏らし、ホワイトボードに結果を書き込んでいった。


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■「力及ばず…」

当選確定の候補者がわかると会場に拍手が上がるシーンもあったが、深夜2時すぎ、自身が立候補した目黒区の開票率が98.49%となり、得票数1008、57人中48位(定数36)という状況だとわかるとマイクを手にした。

「力及ばず、申し訳ないかぎり。千人以上もの方々が票を入れてくださったことを忘れず、これからも活動していきたい。思ったよりも悲しい結果になってしまったけど、かいさちさん(船橋市)や福岡りかさん(高浜市)は当選された。この結果を受けてどのように政治家女子をプロデュースしていくか、改めて真剣に考えないといけない」と言葉を絞り出した。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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