児童が書いた「殺害リスト」に息子の名が… 学校の甘い対応に保護者が激怒

教育現場が狙われる事件が相次ぐなか、児童による恐ろしいリストがあることを知った保護者。学校にも失望しているという。

教室・学校

あまりにも恐ろしいリストに、5年生の息子の名前が…。学校からの連絡に驚き「通学させない」という決断を下した保護者について、『FOX 29 News Philadelphia』などアメリカのメディアが伝えた。


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■学校からの連絡に衝撃

3月27日のこと、アメリカ・ペンシルベニア州の学校に子供を通わせている両親に、学校関係者から電話がかかってきた。

そして「学校での銃撃を望む」「ほとんどの奴が死ねばいい」といったメッセージをやりとりしていた児童たちがいると聞かされ、ショックを受けたという。

ひとりは「こいつらが銃で撃たれたらいい」というメッセージを送信しており、死んでほしい児童たちの名前をリストアップしていたとのこと。さらに「そのリストに息子さんの名があった」と聞かされた両親はさらに驚いた。

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■「危険はない」という判断

学校側は現地警察にも連絡して詳しく調べてもらい、その結果「実際に危険があるわけではない」と結論付けた。メッセージをやりとりしていた児童たちは厳しく指導したというが、10歳、11歳といった年齢であることから「失敗はするもの」と判断したというのだ。

これを知った両親は、匿名でメディアの取材に応じ怒りをあらわに。

「銃撃に関する文章、それに殺害リストまであったというのに、『危険がない』だなんて馬鹿げています」「殺害リストに息子の名前を書き込んだ児童がいる学校に、息子を行かせるわけにはいきません」と話した。


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■男児の現在の様子は…

両親はさらに学校に通うのをやめた息子について、「強い子供ですし、友達や地域の人たちにしっかり支えられています」「ただ、学校というシステムに守られているとは言えません」と述べ、悔しさをにじませた。

また「学校側の対応に、息子はがっかりしています」「こちらへの影響をまるで考えず、『殺したい』とメッセージをやりとりしていた児童たちの通学を許可しているのですから」と、学校側の対応を強く非難している。

「子供だから」という理由で悪い行いを甘くみる行為は、被害を受けた側にとっては許しがたいものだ。児童の信頼を失った学校側も、しばらくは対応に追われそうだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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