ビートたけし、日本とインドの外交に提言 東国原英夫は全方位を不安視
ビートたけしと東国原英夫が日本とインドの「つきあい方」に持論。意見に違いが…。
■インドの現状を特集
番組は「インドが世界経済と平和の鍵を握っている」と題した特集を放送し、「独自路線で利益を追求するインド。日本はどう向き合っていくべきか」を出演者が議論する。
インド出身で土浦第一高校校長のプラニク・ヨゲンドラ氏は「モディ首相の世界観が出ていて。基本的には世界のみんなと仲良くしていく。仲を悪くする必要はないというところ」と指摘。
さらに「彼のなかでは経済発展をしていけば、皆さんのための可能性が絶対出てくるというのを、しっかり考えている」とコメントした。
■全方位外交を疑問視
話を聞いた阿川佐和子は「みんなと仲良くするというのは、ロシアとも中国とも日本ともアメリカとも仲良くするということ。これはなかなか難しいものがないですか?」と指摘。
東国原も「全方位外交じゃないですか。八方美人ですよね。八方美人でも、インドは恨まれないですよね」とコメントすると、ヨゲンドラ氏は「それはインドの哲学的なものがある」などとコメントした。
■東国原はインド外交に不安
その後も議論が進められたあと、東国原は「今は大国途上国じゃないですか。これが大国になったときに、どう化けるのかな。なんか僕は不安に思う」と話す。
そして「Quadはきちんと参加してほしいんだけど、それ以上にロシアとか中国とも仲良くされると、いつ中露側にいかれるのか心配がある」と不安視する。
続けて「支援も補助もしなければいけない、日本はインドに。5年後10年後に、何兆円も経済投資とか、支援や補助をしたのに、それがムダになるみたいな。それも想定しておかなければいけないんじゃないかな」と提言。
この発言にヨゲンドラ氏は「インドの多様性を認めたくないように感じる」「インドは多様性を重視している」などと反論し、インドとロシア、そして日本の関係性について議論が繰り広げられた。
■たけしは「魅力的」
たけしは番組終盤「インドはやっぱり魅力的だけどな。あの人口の数。人っていうのは財産だからな。 それだけ人数を抱えた国を利用するという言い方はおかしいけれど、ちゃんと友好的につきあって」とコメント。
さらに「貿易などを考えたら、これほど良い市場はないのに。やっぱり日本の政府も少し考えたほうがいい」と提言していた。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)