熊本地震からきょうで7年 熊本城もコメント「この痛みと向き合い続ける」
熊本地震の発生から7年を迎え、インターネット上でもさまざまな声が。熊本城の完全復旧は2052年度になる見通しとなっている。
きょう14日で熊本地震の発生から7年を迎えた。ツイッター上では「熊本地震」がトレンド入りし、さまざまな声が寄せられている。
■2度の震度7を記録
2016年4月14日よる9時26分、熊本を震央とするマグニチュード6.7の地震が発生。同県益城町で震度7を記録した。2日後の同16日深夜1時25分には、マグニチュード7.3とより大きな規模の地震が発生し、益城町と西原村で震度7を観測した。
この地震で、関連死を含めて273人が犠牲となり、全壊8,667棟を含む20万棟以上が破損するなど甚大な被害を受けた。
■「風化させてはならない」
発生から7年を迎えたこの日、熊本県庁では追悼式が行われ、益城町役場の仮設庁舎では職員が黙祷を捧げて献花を手向けた。
ツイッターでも「熊本地震」がトレンド入り。
ユーザーからは「忘れたくても忘れることができない恐怖の日でもあり、命に感謝する日でもある。風化させてはならない出来事」「月日が流れるのって早いよね。何年経っても語り継いでいかなきゃ」「あの地震で当たり前に生活していることが1番の幸せだってことに気づいた」といった声が寄せられた。
■復興状況に言及
また「思い出したくもありません。眠れなかったり泣いていた記憶しかありません。でも生きているからそう思えるだけで毎年複雑な気持ちになるこの時期」「身近な人が亡くなるなんて思ってもなくて悲しくて怖かった」と今も悲しみや苦しみを抱えている人の声も。
町内の写真を投稿し、「熊本地震から7年だけど、益城町のまちなかはまだまだ工事中多いんだよね」と報告する人や、「いまだに仮住まいの方もいらっしゃる。プレハブがなくなり、皆さんがまた元の生活に戻ることを切に願います」と現在の復興状況に言及する人も見受けられた。