統一地方選挙”前半戦”の結果は納得? 1割は「民主主義の敗北」と絶望
9日に投開票が行われた統一地方選挙の前半戦。維新の躍進・共産の惨敗と言われるが世間の納得度は…。
■維新が躍進、共産は惨敗
前半戦の投票率は、9つの道府県知事選、41道府県議選ともに過去最低を記録した。とくに勢力を伸ばしたのは日本維新の会。大阪府知事選・市長選をともに勝利し、奈良県知事選にも勝利。道府県議選でも124議席と2倍以上に伸長した。
一方、退潮が顕著だったのは共産党。選挙前の約1/4にあたる24議席を失い、5つの県議会で議席を失っている。自民党も議席を減らしたものの大阪府を除く40議会で第1党となった。今回の選挙結果について、世間はどのように感じているのだろうか。
■6割が「予想通り」
Sirabee編集部が、4月10〜12日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に統一地方選挙の結果について調査したところ、最も多かった回答は、「予想通り」というもので64.4%だった。
支持政党が予想以上に健闘したという人は12.0%。予想以下だったとの声は13.7%。なお、「民主主義の敗北だと思う」と答えた人も9.9%存在する。
■高齢世代は納得か
それぞれの選挙区で納得がいかなかった人もいるかもしれないが、まさに民意である選挙結果について「民主主義の敗北」だと感じるのはどんな人たちなのだろうか。
最も低かったのは60代で2.9%。投票率も比較的高い世代で、選挙結果については異議を唱えない傾向があるのかもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)