井上尚弥、那須川天心との比較に苦言 「流石に可哀想だからやめーや」
井上尚弥が、那須川天心への評価についてコメント。那須川について「素材は一流」と期待していた。
■デビュー戦で勝利
キックボクサーとして47戦47勝の圧倒的な記録を残した那須川選手は昨年6月に引退。ボクシングへと転向した。
きのう8日、那須川選手のボクシングデビュー戦が有明アリーナ(東京都江東区)にて行われた。スーパーバンタム級の6ラウンド制の試合で、日本バンタム級2位の与那覇勇気選手との一戦。2ラウンドではダウンを奪うなどと攻勢を見せ、6ラウンド戦った末に3対0の判定勝ちとなった。
■厳しい評価も
白星デビューとなったものの、「パンチが弱くてちょっと期待外れだった」と厳しく評価するファンも。
「井上尚弥ほどのインパクトはなかったね」「どうしても井上尚弥選手のデビュー戦と比べてしまう。雲泥の差」と、4団体統一王者の井上選手と比較するコメントも見られた。
■井上選手が苦言
試合から一夜明けたきょう9日、井上選手は那須川選手への評価についてコメント。
「みんなさ、デビューしたばかりの天心と俺を比べるのは流石に可哀想だからやめーや」と、自身と比べることに苦言を呈す。
さらに、「素材は一流だからいつか戦える日が来るまで楽しみにしておる」(原文ママ)と那須川選手に期待し、「そして俺も絶対に負けられない」と気を引き締めた。
■ファン「優しい言葉」
井上選手のコメントには「たしかに比べる必要がないよね」「その通りだと思います」「そりゃそうですよね」と共感が集まり、「井上尚弥選手、紳士ですね!!」「優しい言葉」と反響を呼んだ。
「この2人がライバル関係になったら面白い」「いつかの対戦を楽しみにしてます」と井上選手と那須川選手の対戦を期待するファンも見られる。