日本人の2割超、あの漫画家の名字を勘違いしていた 「富樫」と書きたくなるが…

世代性別を問わず、多くの読者を魅了し続ける漫画家・冨樫義博氏。しかし日本人の2割以上が、名前の「1文字目」を誤解しており…。

2023/04/08 04:45

世の中には「あれ、どっちだったかな…」とおぼろげに記憶してしまう事象が多々あるが、その正式名称が誕生した「背景」を知ると、思わず納得してしまうもの。賢明なる読者には既知の事実として映ったり、「細かすぎるだろ!」とツッコミを入れたくなるケースもあるかと思うが…決して少なくない人々が「誤って記憶している事象」の正体について探っていきたい。

今回取り上げるのは、あの有名漫画家の「漢字表記」についてである。

【関連記事】恐ろしく速い動作を目撃したとき… 日本人の1割超が「あの台詞」口にしていた


関連記事:冨樫義博氏、連載再開の発表後初の投稿 国内外のファンから歓喜の声相次ぐ

◼︎「読み」は知っていても「書き」になると…

注目したいのは、漫画『幽☆遊☆白書』(以下、幽白)、『レベルE』、『HUNTER×HUNTER』などを代表作に持つ、漫画家・冨樫義博氏に関する調査アンケート。

HUNTER X HUNTER

普段漫画を読まないという人も、「とがし・よしひろ」という名前を一度は耳にした経験があるだろう。しかし、この名字の「冨樫」表記が非常に誤解されやすく、ファンの間では「絶対間違えてはいけない表記」として認識されている。

今回は、全国の10〜60代の男女1,000名を対象に「2択」の設問に回答してもらうことに。その結果は…。

関連記事:冨樫義博氏、半デジタル化で「5倍に増えたこと」明かし… 労いの声集まる

■世代別の回答を見ても凄まじい…

HUNTER×HUNTERグラフ

調査の結果、正しい「冨樫義博」と回答した人は全体の75.6%、残る24.4%は1文字目が異なる「富樫義博」を選択したことが明らかになった。常用漢字として使用されているのは「富」のため、うっかりこちらを選んでしまう気持ちも分かる…。

なお、冨樫氏の代表作を1つに絞るのは非常に難しく、記者個人としては『レベルE』が最高傑作と感じているが、世間的には『幽白』と『ハンター』の一騎打ちとなることだろう。

『週刊少年ジャンプ』にて『幽白』の連載が始まったのが1990年、『ハンター』が98年であることを考えると、アラサー〜アラフォー世代からの支持率・認知度が特に高いと予想される。

HUNTER×HUNTERグラフ

実際、最も正答率が高かったのは30代女性のグループだが、最も正答率が低い60代男性ですら6割以上が正答しており、改めて老若男女の垣根を越えた、冨樫氏の知名度の高さを実感した思いだ。


関連記事:『HUNTER×HUNTER』が約3年11ヶ月ぶりに連載再開 「待ってました!」

■20代にも大人気なワケ

前出の通り『ハンター』の連載が始まったのは98年だが、2011年には「大地を踏み締めすぎ」でお馴染みなアニメ第2作が放送開始となり、「同アニメを観て育った」という20代のネットユーザーも少なくないだろう。

『ハンター』には非常に印象的なキャラクターや台詞が多数登場し、以前実施した「おそろしく速い動作を見た際のリアクション」に関する調査も、非常に興味深い結果となっていた。

いつかぜひ「『ハンター』に登場する幻影旅団メンバーの正しい表記は?」という設問に対し、「ウヴォーギン」と「ウボォーギン」の2択を用意する…といった細かすぎる調査を実施してみたいものだ。

・合わせて読みたい→冨樫義博氏、連載再開の発表後初の投稿 国内外のファンから歓喜の声相次ぐ

(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年4月1日~2023年4月3日
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)

【Amazonセール情報】ココからチェック!