バケツをかぶせられた女性が救急搬送 リアクション動画を撮る少年らのいたずらで
おもしろい動画を撮りたいという気持ちで、ふざけた少年たち。そのせいで、体調が不安定な女性がひどい目にあった。
重病を患い闘病した経験もある女性が、買い物中に頭にバケツをかぶせられて気絶した。少年たちのふざけた行為が深刻な事態に発展したことを、『People』などアメリカのメディアが伝えている。
■店でまさかの出来事が…
少し前のこと、アメリカ・カリフォルニア州で暮らす女性がスーパーに行き、ベビー用品の商品棚を眺めていた。
そのとき少年グループが女性に近づき、頭にバケツをかぶせて笑い声をあげた。何が起こったのか分からず、女性は驚いた。
■倒れて病院に救急搬送
必死にバケツを外した女性は、笑いながら撮影する少年たちに気づいた。しかし直後に体調が悪くなったため「助けて」と少年たちに懇願し、そのまま倒れてしまった。当の少年たちは現場から逃走している。
女性はメディカルセンターに救急搬送され、治療を受けてから退院。少し前に双子を出産したばかりだったため、体調も万全とは言えないなかで怖い思いをし、心身ともに大きなダメージを受けたようだ。
■女性の健康状態
ショックで心臓に負担がかかるなどし、意識を失った女性。実は出産以前から体調が悪く、過去にはがんを患ったことも。現在はてんかん治療を受けていることを明かしている。
女性はこの件を振り返り、「小柄で弱い人にいたずらをしかけて動画を撮影するなんて、まったく笑えません」とコメント。大人たちはしっかり子供たちに話をすべきとも述べ、このような出来事が二度と起こらないよう願った。
■警察の発表
警察は、このいたずらには計4名の少年が関わった可能性が極めて高いと発表。他人の頭にいきなりバケツをかぶせてリアクションを撮影・公開するSNSのトレンドについても、説明した。
現場となった店も少年たちが特定されることを願い、警察の捜査に協力中だ。
日本でも、悪質ないたずらを撮影するSNSユーザーの行動が社会問題になっている。子供が他人に迷惑をかけることがないように、学校や家庭でもしっかり指導する必要がある。
・合わせて読みたい→14歳少年が救急車を盗み8キロも運転 体調不良で入院していた病院から暴走
（文／Sirabee 編集部・マローン 小原）
