27時間の陣痛に耐え21匹の子犬を出産 グレートデーンに称賛の声も
小型犬に比べ1回あたりの出産個体数も多い大型犬だが、グレートデーンは驚きの21匹の子犬を出産したという。
妊娠すると、戌の日に安産祈願を行う人が多い。犬は多産でありながら比較的安産のため、「出産の守り神」として伝えられてきた。このたびある犬がなんと21匹の子犬を出産し、世間から称賛と労いの声があがっている。
イギリスの『Daily Mail』やアメリカの『CNN』が報じた。
■陣痛は27時間にも
アメリカ・バージニア州のポカホンタスに暮らすグレートデーン種の「ナミネ」。2歳になるナミネは先月22日、27時間の陣痛に耐え子犬を出産した。通常、犬は一度で1~10匹前後の子犬を出産する。
飼い主のターニャ・ダブスさんは「最初は13匹くらいと想像していた」そうだが、最終的にその数は21匹に。残念ながら、そのうち2匹は産まれてすぐに亡くなってしまった。
■すくすくと成長中
子犬たちはほとんどが450グラム前後で誕生。翌日には50~140グラムの体重増加が見られ、現在も順調にすくすく成長しているという。
産後数週間でナミネから離乳した子犬たちは売りに出されるそうで、売上金の一部はタズウェル郡動物保護施設に寄付される予定だ。
アメリカ・ケネル・クラブによるとグレートデーンは最大の犬種の一つで、体高は70~90センチメートル、体重は45~90キログラムにもおよぶ。
■ギネス記録は24匹
21匹という数を聞いただけでも驚きだが、過去にはナミネを超す記録を持つ犬もいる。2004年11月にはイギリスのマネアで、大型犬のナポレオン・マスティフの「ティア」が話題となった。
帝王切開で9匹のメスと15匹のオスを出産したが、3匹は最初の週に亡くなってしまった。それでも24匹の出産は過去最多が認められ、現在もギネス世界記録を保持している。
■出産した日を忘れられない?
出産が特別なのは動物も人間も同じだ。Sirabee編集部が全国10〜60代の出産経験のある女性492名を対象に調査を実施したところ、「我が子を産んだ日は人生で最も忘れられない日だ」と答えた人は全体の73.6%だった。
「つらさや痛みも吹き飛ばすくらい、幸せな気持ちになった」「初めてわが子を抱いた時の感動や達成感は一生忘れない」といった声が多数。
ほかにも「無事に生まれてきてくれてありがとう」「反抗期真っただ中でも、あの気持ちを思い出して乗り切っている」など、出産はその先の人生においても励みや感謝につながっているようだ。
・合わせて読みたい→ペットショップで出会った「トイプードル」がみるみる成長 全く別の犬種と判明
(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)
対象:全国10代~60代出産経験のある女性492名(有効回答数)