いきなりステーキ、新メニューがコスパ抜群も 記者は「違和感」を覚えて…
いきなりステーキで発売中の「肩ロースステーキ」。看板メニューの「ワイルドステーキ」と比べると、「課題」も感じて…。
24日から、「いきなり! ステーキ」で新メニュー「赤身! 肩ロースステーキ」が期間限定で提供されている。同店の赤身肉といえば、看板メニューの「ワイルドステーキ」が有名だ。
人気メニューと肩を並べる可能性を秘めた「肩ロースステーキ」を食べてみると…。
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■新メニューが爆誕
「肩ロースステーキ」は、1月27日から一部店舗でテスト販売された後、3月24日から5月31日まで全店で販売されることになった。オーストラリア産牛の肩身肉を使用したステーキだ。
お値段は、150グラム1,000円、200グラム1,280円、300グラム1,750円、450グラム2,290円(いずれも単品で税込み価格)。ファンには説明不要だが、いきステの赤身肉といえば、「ワイルドステーキ」があまりにも有名。
こちらは150グラム1,090円と同店の中でも安いステーキだが、新メニューの「赤身ステーキ」はさらに安くなっている。
■新メニューを食べてみると…
記者はステーキが好きで、週1回は食している。中でも、赤身肉は大好物。
いきステの「ワイルドステーキ」もよく頼むだけに、さらに安い赤身肉が登場したとあっては食べないわけにはいかない。3月下旬のお昼すぎ、都内のいきステに足を運び、「肩ロースステーキ」の200グラムを注文。
平日限定のサラダとスープが付く「ランチセット」でも、お値段は1,430円。「ワイルドステーキ」で同じ量、セットにすると1,540円なので、改めて新メニューのコスパの良さを実感する。
味も、肉の旨味がしっかり感じられて美味しい。ソースやわさびとの相性も抜群で、ペロリと完食。
■「ワイルドステーキ」との違いは…
味は文句なしだったが、正直「ワイルドステーキ」との違いが分からないというのが本音だ(※写真は「ワイルドステーキ」の150グラム)。店のスタッフに聞いたところ、「使用している部位は同じ。ワイルドステーキはやや脂身があるのに対し、肩ロースステーキはより赤身が感じられます」とのことだった。
だが、個人的に「肩ロースステーキ」は、赤身肉の割には少し脂が多いと感じた。また、「ワイルドステーキ」に比べると、一部筋があり、少々肉が固い印象だ。
■記者が感じた「課題」
先述したような理由から、個人的には、値段は少し高くなるものの「ワイルドステーキ」に軍配が上がると感じた。「赤身肉」を全面に押し出すのであれば、多少値段を上げても、看板メニューと差別化するポイントがほしいところだ。
「肩ロースステーキ」自体の味は文句なしに美味しいので、今度メニューに並ぶ際はさらにパワーアップしたものになることを期待したい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)