妻を亡くした義弟に子供を押し付けられた女性 「甥の母親代わりは絶対に嫌」
義理の弟の代わりに、子育てをするべき…? 甥の世話に疲れた女性が、今後について思い悩むようになった。
まだ小学生の息子を残し、死亡した義弟の妻。それからというもの親代わりになって尽くしてきた女性が、「もう勘弁してほしい」「育児から解放されたい」と考えるようになったが、甥を愛する夫はまったく理解してくれない。
そんな悩みに『New York Post』などアメリカのメディアが注目し、内容を紹介している。
■突然始まった甥との暮らし
海外で暮らす女性には、夫と複数の子供がいる。だが末っ子もすでに28歳で、子供たちはすべて成人していることから、子育てに時間と労力を費やす必要はなかった。
しかし昨年に義弟の妻が死亡し、義弟夫婦の息子(11)が女性宅に身を寄せたことで、女性はまだ小学生である甥の育児に追われるようになった。
血の繋がりはない甥の世話を押し付けられた女性は疲れ、「もう嫌だ、自由になりたい」と考えるようになった。
■夫の理解は得られず
そこで夫にも相談してみたが、夫は「弟の家に帰ってもらおう」とは絶対に言おうとしない。甥は実の父親である義弟に育ててほしいと話しても、耳を傾けようとさえしなかった。これからも母親代わりとして女性が世話を続けることに、期待しているからだ。
「夫は、私との結婚生活よりも、甥の世話を大事に思っているのではないか」と思い悩むようになった女性が、人生相談コラム『Dear Abby』に助言を求めた。
■「夫が育児に励むべき」
相談を受け付けた回答者は、「そもそもなぜ義弟が自分で子育てしないのでしょうか」「夫側の親戚で協力できる人はいないのでしょうか」と疑問を提示した。
その上で、「もしこのまま手元に置くというのなら、(甥にかかわる)料理、洗濯、宿題の手伝い、学校で行われる懇談会などへの出席はあなたに任せたい」と、夫にはっきり伝えておくべきだと助言した。
だが甥も、母親の死にショックを受け不安な思いをしているに違いない。そこで回答者は「どうか親切にしてあげてほしい」と女性に伝え、家族の幸運を願っている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)