『けもフレ』でも人気のサーバルの体内からコカイン検出 逃げ出した元ペットが…
まるで映画『コカイン・ベア』のよう? ペットのサーバルの胃から検出されたコカインの謎。
まるで映画『コカイン・ベアー』に登場するクマのように、保護された大型のネコ科動物の体内からコカインが検出され、ソーシャルネットを賑わせている。『NPR』『Euronews』などの海外メディアが報じた。
■『けものフレンズ』で人気
この大きな猫はエイミリーという名のサーバル。サーバルは本来アフリカに棲む野生のネコ科動物で、日本でもアニメ版『けものフレンズ』の主要キャラクターのひとつ「サーバルちゃん」として人気だ。
イエネコと違って飼育は難しく高価だが飼われることもあり、この個体も最近までペットとして飼われていたものの、今年1月に飼い主の車から逃げ出したまま行方がわからなくなっていた。
オハイオ州にある動物保護施設「シンシナティアニマルケアシェルター」は、木の上に大きなヒョウのような動物がいる通報を受けて出動したという。
■麻薬検査で陽性に
スタッフはエイミリーを安全にシェルターに連れ帰り、そこで医療チームは実際にサーバルであるかどうかを確認するためのDNA検査と、麻薬の検査を行った。
動物に対して麻薬の検査を行うことは奇妙にも見えるが、以前に保護したペットのオマキザルは、飼い主からアンフェタミンの投与を受けていた。それ以来、同施設では動物に麻薬の検査を行うことが標準の手順になっているのだという。
■誰がコカインを与えていた?
警察当局は、コカインがどのようにしてエイミリーの体内に入ったかを示す具体的な証拠を捜査中だと述べた。また、シェルターではサーバルを収容し続けることが困難だったため、エイミリーはシンシナティ動物園に送られている。
なお、飼い主はエイミリーの引き渡しに同意しており、捜査にも協力的であったため、現時点で告発は行われていないという。
■事実をベースとした映画も
ソーシャルネットではこの一件が、まるで映画『コカイン・ベア』(2023年)のようだとして注目を集めている。映画のモデルになった出来事では、麻薬密売人が落としたコカインの包みを見つけた野生のクマが、コカイン中毒で死亡した。
そのためネット上では「このサーバルが中毒死しなくてよかった」「いったいどんなやつがコカインを与えたんだ」などのコメントが寄せられている。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)