婦人科の受診日と生理が重なっても「キャンセルの必要なし」 専門の医師が断言
生理で出血していても病院に行くべきか、それとも医師に遠慮して別の日に行くべきか。多くの患者を診察してきた医師の見解は…。
勇気を出して婦人科に行くことにしたものの、生理になってしまったとしたら…。「そのまま婦人科に行くのは不安だ」という悩みに対する専門医の答えに、『The Sun』など海外メディアが注目した。
■受診の日に出血している場合
生理中の婦人科受診については、「先生や看護師さんに迷惑をかけてしまうのでは…」「嫌がられるかもしれない」と不安になる人もいるだろう。
そこで海外在住の婦人科医が動画をまとめ、インターネットで公開。「生理中だからといって、キャンセルしなくて大丈夫です」と女性たちに伝えた。
■血には慣れっこ
「私たち(医療専門家)は、血を見ても倒れたりしません」と語る医師は、仕事がら経血に驚くことはないし、平気であることを強調している。
また医師に聞きたいことは、恥ずかしがらずに質問すべきとのこと。医師は「(どんなことであれ)おそらく見聞きしたことがあるケースですから、別に驚いたりしませんよ」と話している。
■検診の際に注意すべきこと
海外の一部メディアは、「『検診を望んでいるが経血が非常に多い』という人は、病院に連絡して予約を取り直すといい」と説明。いずれにせよまずは状態を伝え、指示に従うのが良いと締めくくっている。
なお生理中に婦人科に行く人は、診察が始まる前に「今日は生理中です」と伝えたほうが良いそうだ。事前に診察台の上に吸収性のあるシートを敷いてもらえるため、まったく心配することはないという。
■生理中の受診が大事なケースも
日本の場合、子宮がん・卵巣がん検診、おりもの検査といった目的がある場合は、「生理の日は基本的に避けたほうがいい」と言われることが多い。
ただ、生理中でなければ診断が困難なケースもある。不正出血がある人、生理痛がひどく経血の量などが異常だと感じている人、経血に大きな塊が混じり不安に思っている人などは、生理中に受診することが大事だそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)