30代息子に同性愛者と告白された母親 「人に理解されず苦しむのでは」と心配
息子がようやく出会った愛する相手は男性。そう打ち明けられた母親は、どう受け止めるべきか分からず悩むように…。
大事に育てあげた愛しい一人息子が、「母さん、僕はゲイなんだ」「彼氏もできた」と勇気を出して告白…。それを聞いて大きなショックを受けた女性は、息子の将来が心配でたまらなくなってしまった。
■自慢の息子がいる50代女性
海外で暮らす女性は、現在57歳。最愛の一人息子(35)がいるが、彼は幼い頃から容姿が良く、性格も穏やかで申し分なかった。
学校を出てからも動物についてしっかり学び、その知識を生かすべく動物福祉団体で働き始めた。異性との恋愛経験はまったくなかったが、女性はとにかく優しい息子を愛し誇りに思ってきたのだという。
■恋に落ちた息子
そんな息子が今から1ヶ月ほど前に女性に会いに行き、「母さんに、どうしても伝えておきたいことがあるんだ」と言い出した。
そこでじっくり話を聞いたところ、息子は「特別な人に出会えたんだよ」と話し恋人ができたことを告白。続いて相手が異性ではなく男性であること、そして自分がゲイであることを女性に話して驚かせた。
■心配でたまらず…
勇気ある告白を聞いた女性はこれまでをじっくり振り返り、確かにゲイであると思わせる言動が何度かあったことを思い出した。
それでも事実を知った今、「息子が性的指向ゆえに嫌がらせを受けたらどうしよう」「からかわれたらどうしたら…」といった心配が絶えない。
悩んだ女性がイギリスのメディア『The Sun』の悩み相談コーナーに投稿し、親としてどう考えればいいのかについて助言を求めた。
■「息子さんを誇りに思って」と助言
回答者は「同性愛であることを薄々気づいてはいたのかもしれませんが、はっきりと『僕はゲイ』と告げられて少なからずショックを受けたことでしょう」と言葉をかけた。
その上で「それでも息子さんは優しく楽しい男性で、あなたもそんな息子さんを愛しておられるのでしょう」「(性的指向がどうであれ)成長した今の息子さんを誇りに思うことはできると思います」とも伝えて、女性を励ました。
どんなに心配しても、親が子供の人生を生きるわけにはいかない。優しく育った息子がしっかり働き愛する人にも出会えたことを、相談者は誇りに思ってほしいものだ。
・合わせて読みたい→コロナ禍で陽気だった息子がうつ状態に 「どう支えたらいいの」と家族が心痛
(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)