落合博満氏、ヌートバーの貢献を称賛 WBC決勝は「あの2点目が大きかった」

野球解説者の落合博満氏がYouTubeチャンネルを更新。侍ジャパンの健闘を称え、開幕戦に向けエールを送った。

ラーズ・ヌートバー

野球解説者の落合博満氏が、23日に自身の公式YouTubeチャンネル『落合博満のオレ流チャンネル』を更新。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝戦を独自の視点で分析し、注目を集めている。

【動画】侍ジャパンに「すばらしい」


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■2点目を決めた一ゴロ

同日、アメリカとの一戦を制し、見事3大会ぶり3度目の世界一に輝いた日本。「辛口」で有名な落合氏が、両手を上げて歓喜する動画は話題となったが、一夜明け、今度は日本の勝因を冷静に分析した。

目を付けたのは、2回裏で村上宗隆選手の本塁打後、アメリカと同点に追いついた際の1アウト満塁の局面。打席に立ったラーズ・ヌートバー選手が打球を詰まらせ、一ゴロに打ち取られたものの、この間に三走・岡本和真選手がホームイン。日本が逆転する運びとなった。

落合氏はこれを「あの2点目が大きかったと思う」「非常に大きな1点だった」と評価。仮にヌートバー選手が三振するとツーアウト、そうなれば追加点の望みが薄くなるため、監督からしても「内野ゴロでもいいから1点」と思っていただろうと推測した。

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■開幕戦に向けエール

その後も、特筆すべきプレイや試合全体への感想、侍ジャパンの各メンバーの特長などに言及。栗山監督の采配やダルビッシュ有投手のチームへの貢献、アメリカの打線を押さえた投手陣の力量などについて「すばらしい」とその健闘を称える。

最後には「お疲れさまでした。ご苦労さんでした」とメッセージ。3月30日から始まる開幕戦について「これからペナントレース、ケガのないように。優勝目指して頑張ってください」とエールを送った。


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■「褒めるポイントが…」

「辛口」どころか、監督や各選手を労い、プラスな言葉をかけ続けた落合氏。ネット上には「こんなにストレートに褒めるのかなりレア」「野球を愛してるのが深く伝わってくる」「ひとつひとつの言葉が心に沁みる」といった感動の声が。

また、ヌートバー選手の一打への言及など、試合への鋭い分析には「褒めるポイントが目立つところではなく、縁の下を支えるようなところ」「あの内野ゴロ1点は本当に大きかった」「感情の部分と冷静な評論が両方あって面白い内容」との声が寄せられていた。


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