古田敦也氏、WBCアメリカ代表の攻略法を解説 「実力のある打者ばかりで…」
古田敦也氏がWBC決勝で戦うアメリカ代表の攻略法を解説。
■アメリカの先発投手を解説
古田氏は決勝戦でアメリカの先発がアリゾナ・ダイヤモンドバックス所属のメリル・ケリー投手が確実視されていることに言及。自身がダイヤモンドバックスの春季キャンプに参加していたため、投げている様子を視察してきたとのこと。
印象については「そんなにすごい剛球があるとか、見たことがない曲がりをする球があるピッチャーじゃなくて。どちらかというとオーソドックスで、そんなに球もめちゃくちゃ速くない」とコメントした。
■緩急を使って投げてくる
さらに古田氏は「ただコントロールが良くて、両サイドにちゃんと投げて、緩急を使って投げてくるんで、日本のピッチャーに似ている感じの。そんな体も大きくないんで」と語る。
続けて「(日本打線が)左バッターを上から5人ぐらい並ぶと思うんですけども、そのあたり初回ぐらいからとらえてくれたらいい試合になっていくのかな。変化球はそこそこ丁寧に投げるピッチャーなので、追っかけなければ、いけるんじゃないかな」と予想した。
■打線は「すごい」
アメリカの攻撃力については「打線はすごいです。はっきり言って。何百億円打線とか言いますけど、本当に実力のあるバッターばかりなんで。そこにね向かっていく姿も僕は期待したいと思っています」と語る。
スタッフから「アメリカの後ろの投手が良いと聞く」と質問されると、「後ろの2人は間違いなく良いですね。これはなかなか打てない。アメリカでも抑えをしっかりやっているピッチャーたちなんで」と指摘。
さらに「四球で崩れる感じでもないので、できるだけ序盤で点を取って。日本もピッチャーには自信があるので、今日みたいにしびれるゲームにして、ロースコアで勝っていければ」とコメントした。
■左バッターが鍵?
決勝の展開については「初回から得意の打線で、左バッターたちが行ってほしいですね」と指摘。
続けて「ただ今日みたいにね、ビハインドゲームでもなんとかなるんだって。最後まで諦めない姿勢っていうのは、非常に力をくれましたし、チームの力にもなってると思うんで。明日はね、もう泣いても笑っても最後なんでね、悔いの残らないように全力でやってくれると思います」と話す。
そして決勝の「スコア予想」を、独自の視点から語っていた。