ひったくり犯に転倒させられ脚が麻痺した女性 「一生歩けないかも」と家族が悲痛
家族を連れてベトナムへ…。そう考えて現金を下ろした直後に、被害にあった女性。再び歩けるようになる可能性は、50%しかない。
現金を持っての移動中にひったくり犯に襲われ、地面に叩きつけられた40代の女性。そのせいで負傷し介護が必要になったことを、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えた。
■ひったくり犯に襲われた女性
13日のこと、アメリカ・テキサス州で暮らす女性(44)が銀行で大金を下ろし、その場を後にした。それを見ていたある男が、ショッピングセンターに向かう女性を尾行。いきなり接近して所持品を強奪し、女性の体を勢いよく舗装道路に叩きつけた上で逃走した。
4,300ドル(約58万円)を奪われた女性は病院に搬送されたが、かなり深刻なダメージを受けていることが明らかになった。
■脊髄損傷で麻痺も…
女性は倒れた衝撃で脊髄を損傷したため、左脚に麻痺が残り歩くこともできなくなった。また体を自由に動かせないため介護が必要で、トイレに行くにも人の手を借りなくてはならない。
女性はベトナム出身で、3人の子を育てるシングルマザー。これまでも苦労が絶えなかったといい、夫も7年前に肝臓がんで死亡したのだという。
■医師団の診断に家族もショック
治療にあたった医師団より「再び歩けるようになる可能性は50%」と宣告され、家族は衝撃を受けた。女性の娘は「母が歩けるようになったとしたら、それは奇跡だと思う」と話している。
女性が銀行で大金を下ろしたのは、家族とベトナムに旅行に行くためだった。警察も捜査を続けているが、ひったくり犯が逮捕されたという情報は今のところない。
■日本でも相次ぐひったくり被害
日本では、自転車で移動中にひったくり犯に狙われ、転倒・死亡するというケースがこれまで何度も報じられてきた。
警視庁のホームページには、ひったくりの防犯対策、また被害にあった際の注意点が書かれている。「自分は絶対に大丈夫」と過信せず、常に防犯意識を持って行動するよう心がけたい。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)