「マスクゾンビ」との批判も… 日本だけマスク姿だらけなのは馬鹿馬鹿しい?
3月13日からマスク着用は屋内外とも「個人の判断が基本」に。マスク姿の日本には「マスクゾンビ」と揶揄する声も見られていた。
3月13日、世界にはるか遅れて日本のマスク着用ルールが変わる。新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年春以降、屋内外ともマスク着用する人がほとんどだったが、13日からは「個人の判断が基本」となる。
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■海外では脱マスクが主流
これまでも政府は、TVCMなども活用して、「屋外では、人と近くで会話をするとき以外はマスク不要」「徒歩や自転車での通勤など、静かに人とすれ違う場面、散歩やランニングのときは、着用の必要はない」などと繰り返し訴求。
しかし、ウイルスへの恐怖心が強いためか、同調圧力を怖れるせいか、すれ違う人さえいない屋外でもほとんどの人がマスクを着用していた。SNSではこうした状況に対して「マスクゾンビ」と揶揄する投稿も見られる。
一方、海外ではサッカーW杯カタール大会競技場のような屋外ばかりでなく、米アカデミー賞授賞式や英女王エリザベス2世の葬儀などで、日本人を含むほぼ全ての人がマスクを着用していない様子が報道されていた。
今日からはようやく、外したい人は遠慮なく外すことができるわけだが、これまでの状況について世間はどのように感じていたのだろうか。
■7割以上が「適切」
Sirabee編集部が、3月3〜6日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、脱マスクが進む海外と異なりマスク姿だらけな日本の状況に対して、74.8%が「適切だ」と回答。一方、25.2%が「馬鹿馬鹿しい」と回答している。
直近に起きた第8波の感染拡大では、すでに脱マスクが進んでいた海外と比較して、マスク着用率が圧倒的に高い日本の新規感染者数が突出していたが、とくに疑問を持たない人が多いようだ。
■独身男性は「馬鹿馬鹿しい」派も
なお男女別で見ると、やや異なる傾向も。マスク姿だらけの現状に対して「馬鹿馬鹿しい」と思う人の割合が最も高いのは独身男性で、32.3%。しかし、同じ独身でも女性は18.9%と最も低い。
家族を持つ既婚女性よりも独身女性のほうが「マスクだらけ」に違和感を持たないのは意外な印象だ。マスクに対する意識の違いは、必ずしも重症化しやすい「年齢」を軸にしたものではなさそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)