ペットのハムスターを殺して食べた女 裁判で「1年の実刑判決」世間の声は…
飼育していたペットの命を奪い食うという、異常な行動に及んだ女。「死なせてあげた」などと話し正当化を試みていたことも分かった。
娘が飼っていたペットのハムスターをナイフで…。あまりにも残酷な行動に及び撮影までさせていた30代の女が実刑判決を言い渡されたことを、『The Mirror』などイギリスのメディアが報じた。
■娘のペットを殺した女
イギリスで暮らすエマ・パーカーという名の女は、現在39歳。薬物に依存していたこともあってか、あるとき想像を絶する残酷な行動に及んでしまった。
女は娘が飼育していたペットをハムスターボールに入れ、その穴に大きなナイフを挿入。そのまま中にいるハムスターを刺し、無惨にも殺してしまったのだ。
その後に死んだハムスターを食べるといった異常行動に及ぶ女を、何者かが撮影して2022年5月にSNSで公開。「最悪な女がいる」という噂が一気に広まった。
■動画が拡散し逮捕に
この件で逮捕された女は、警察に事情を聞かれて「(動画に映っているのは)確かに私です」と供述。しかしハムスターを殺したのには「ある理由があったのです」などと主張した。
女は「飼っている犬がハムスターを噛んだのです」と話し、「苦しんでいたので死なせてあげようと思ったんです」などと述べたのだ。
■獣医師の見解
問題となった動画を確認した獣医師は、裁判所で女の残酷な行動を厳しく批判。「本当に心をかき乱されるような動画でした」「ハムスターのあんな鳴き声は初めて聞きました」とも述べ、嫌悪感をあらわにした。
なお同獣医師は、死んだハムスターについて「痛い思いをしたはずです」「精神的なショックも相当なものだったはず」と断言。ハムスターの性格にも言及し、繊細で怖がりであると説明した。
■下された実刑判決
この件で裁判を受けた女に、このほど懲役12ヶ月の実刑判決が言い渡された。さらに今後15年間にわたり動物の飼育は禁止とされたことから、英国王立動物虐待防止協会は「捜査に協力してくださった警察に感謝したい」という声明を発表している。
ただこの判決に納得した人は少なく、インターネットには「甘すぎる」「動物を飼うことを一生許可しないで」といった意見が多数書き込まれている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)