ヒゲ生やした人物が「私は女」と女子トイレを利用 トラブルに発展し批判が続々
男性として生まれたものの、「心は女性」と主張する人物。しかし見た目が男性のままのため、場所によっては反発されることもあるようだ。
ピンクの服を着た自称トランスジェンダーの女性が女子トイレを利用し、その場にいた女性たちに文句を言われてショックを受けた。「腹が立つわ」と話す動画が話題になり、「この人は怒って当然なのか、それとも…」という疑問の声が上がっている。
■女子トイレで問題が発生
海外で暮らすヒゲを生やした人物が、女子用トイレを使用。それに気づいて驚いた女性たちが文句を言い始め、無理やり外に追い出した。
この出来事に、追い出された当人はとても嫌な気持ちになったという。外見は男性のままだが、女性として生きているトランスジェンダーだからだ。
■“差別”に憤慨も…
Tシャツの色はピンクだが、立派なヒゲを生やしたまま。女性たちが「男性だ」と考え抵抗したのもムリはなかったが、同人物は差別されたと感じ気分を害した。
この人物による炎上動画を見たトランスジェンダーの男性は、「世間のトランスジェンダーの女性たちの考えを知りたい」と思うように。そこで動画の内容をまとめて掲示板「Reddit」に投稿し、意見を募った。
■トランスジェンダーの女性らの反応
投稿を読んだトランスジェンダーの女性は、「ピンクの服を着ているからといって、女性として認められるわけじゃない」「ヒゲをびっしり生やしているのに女子用トイレを使うような人間は、ただのクソ野郎」と辛らつにコメントした。
「私は女には見えないから、女子用トイレを使用したりしない」「女性の気持ちを考えない勝手な行動は(トランスジェンダーの)コミュニティにとっても良くない」という声もあがり、ヒゲの人物に同情する声は少なかった。
■課題はまだ山積み
SNSの影響もあって、アメリカでは「私はトランスジェンダーの女性」とカミングアウトする人が激増。
そういう人たちの女子更衣室・女子トイレの使用などが波紋を広げ、女性たちからは「男性器がついている人と同じ場所で着替えたくない」「少し前ならセクハラと考えられたはず」といった声が多くあがっている。
性別にかかわらず使用できるオールジェンダートイレ(男女共用トイレ)も話題になったが、犯罪リスクを指摘する声もあがったようだ。この件については、さらに議論を進め解決を目指す必要がある。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)