「3・13から脱マスク派」は5割弱 まずは屋外だけ外す人も
3月13日からマスク着用は屋内外を問わず「個人の判断が基本」に。海外ではもはや一般的な「脱マスク」は日本でも進むのか?
5月9日から、新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「2類相当」から季節性インフルエンザなどと同等の「5類」に大きく引き下げられることもあり、脱マスクに向けた動きも着実に進んでいる。
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■卒業式は「生徒はマスクなし」
すでに海外では、サッカーW杯カタール大会の競技場や米アカデミー賞の授賞式など、屋外・屋内を問わず、マスクを着用する人は極めて少なくなっている。お隣の韓国でも1月30日から屋内でもマスク着用義務が解除された。
同調圧力が高い日本社会でも、マスク着用基準の緩和を求める声が高まり、政府は3月13日からは「個人の判断を基本」とする方針を発表。
それに先んじて文部科学省は、今月実施される学校の卒業式においては「生徒はマスクなしを基本」とする考え方を各都道府県の教育委員会に通知している。
現在は屋内外ともマスク姿の人がほとんどの日本の風景は、来週からどのように変わるのだろうか。
■マスク継続派が5割超え
Sirabee編集部が3月3〜6日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、3月13日以降「脱マスクしない」と答えた割合が最も高く52.0%。「屋外のみ脱マスク」が30.7%で続き、「屋内外で脱マスク」は11.5%。
「屋内のみ脱マスク」という人が5.8%だった。
繁華街などでは、現在8〜9割程度の人がマスク姿で歩いているが、その光景は大きく変わりそうではあるもののまだ過半数の人がマスクを外すには至らなそうだ。
■若い世代は脱マスク派が過半数
なお、13日以降も脱マスクしないつもりの人を世代別で見てみると、やはり若い世代では低く46.2%と唯一5割を下回った。新型コロナウイルスは、若年層では重症化しにくいこともたびたび報じられている。
一方、マスク継続派が最も多かった世代は40代で54.7%。子育て世代は、家庭内感染のリスクも大きく、ウイルスを家に持ち込みたくない意識が強いのかもしれない。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)