ジャングルで31日間も耐えて生還した男性 「虫も食べた」と苦しい日々を回顧

激しい飢え、迫る野生動物に怯えながらも、ジャングルでサバイバル…。「もうダメかも」という絶望感に押し潰されそうになりながらも、男性は生き延びた。

ジャングル・密林

仲間とはぐれ、長い間たったひとりでジャングルで過ごした男性。ようやく発見される日まで想像を絶する苦労をしていたことを、『The Daily Star』など海外のメディアが伝えた。


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■ジャングルで一人きりに

ボリビア人の男性(30)が、仲間4人と一緒にジャングルへ。狩りを楽しむ予定だったが1人だけはぐれてしまい、途方に暮れた。

道に迷った男性は、雨水をブーツにためて飲みながらジャングルの中を放浪。次第に腹も減り耐え難くなったため、ミミズや虫、果物などを見つけて食べるようになった。

また迷って4日目には足首を痛め、歩行さえ困難に。その後は「このまま死ぬのかも」と悲観することも多かったそうだ。

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■絶望感に苦しんだ日々

どんなに頑張ってもジャングルからは抜け出せず、レスキューチームが現れる様子もない。絶望感に必死に耐えながら、ジャガーやペッカリーといった野生動物の脅威にもさらされた。

動物に襲われないように身を潜め、生きるために何でも食べて過ごした期間は、なんと31日。諦めかけていた男性をようやくレスキューチームが発見・保護したが、男性はずいぶん痩せており「17キロも体重が落ちていた」と伝えられた。


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■感動の涙を流し感謝

地域住民たちから成るレスキューチームは、1ヶ月に渡って地道な捜索を続けた。その努力に救われた男性はメディアの取材に応じ、「こんなにも長い間捜索を続けてくださったなんて…」「もうひとつの命を神様にいただきました」などと話して涙を流した。

男性は狩りは今後一切しない予定で、これからは神を讃える音楽を演奏していきたいとも話しているそうだ。


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■関係者からは戸惑いの声も

この出来事については男性の家族も戸惑っており、「なぜ迷ったのか」「あのような状態で、いったいどうやって生き抜いたのか」といった点を、今も疑問に思っているという。

警察も不審な点があると考えているようで、「男性が一緒にいた友人4人にしっかり話を聞いて、はぐれた経緯などを確認したい」と発表している。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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