屋内テーマパークの遊具で男児が首吊り状態に 目撃した客らもパニック
8歳の男の子が縄はしごに絡まり、搬送されるという危険な事故が起こった。
大人にも子供にも大人気の施設で、思いもよらない事故が発生。スタッフたちが迅速に対応したが、男の子が一時的に意識不明に陥っていたことを、『Daily Mail』など海外メディアが伝えた。
■突然の事故発生
アメリカ・ペンシルベニア州にある屋内テーマパークで、事故が発生した。縄はしごで遊んでいた8歳の男の子が、バランスを崩して転倒。そのまま縄が首に絡まり、首吊り状態になってしまったのだ。
現場にいた人たちはすぐに異変に気づき、大人も子供もパニックになって悲鳴をあげ、泣き出す者も続出した。
■警察官らの対応で九死に一生
この時たまたま現場にいた非番の警察官たちが男の子の状態を確認し、心肺蘇生をすることに。ほどなくして救急隊が到着し、状態は少し良くなっていたことから「呼びかけには応じることができた」と伝えられた。
その後に搬送された男の子の現在の様子、また家族のコメントなど、詳しいことは伏せられている。
■テーマパーク側も即時対応
事故が発生した施設のオーナーはメディアの取材に応じ、「事故発生時の映像を確認し、調査を行いました」「あの男の子は縄はしごを頭から降りようとし、もつれてしまったのです」と発表した。
また首に絡んだ縄は、近くにいたスタッフ数名が10秒以内に切り、ただちに警察官たちと男の子のケアにあたったとみられている。他の遊具も含めて安全性に問題がなかったのかなど、詳細は今後明らかになりそうだ。
■日本の遊具事情は…
日本の公園には、かつては今よりさまざまなタイプの遊具が設置されていたが、子供たちが死亡する、また重傷を負うといった事故が相次いだために、撤去された物も多い。
構造的には問題のないものであっても、破損などによって利用者が怪我をすることもある。また危険性が高い遊具も、特にアスレチックタイプの施設に残っていることがあるようだ。
各自治体が遊具などの点検は定期的に行っているというが、「これはちょっと…」と思う物や破損を見かけた場合には、自治体に連絡して修理・撤去を呼びかけたほうが安心だ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)