乙武洋匡氏、「いったいどうしたら」 “専用”エレベーター利用できず…
乙武洋匡氏が、とある車いすユーザーのツイートに反応。エレベーターの利用についての実情を訴えている。
■乗れずに8回も見送り
今月26日、とある車いすユーザーが、商業施設に設置されている車いすやベビーカーの優先エレベーターについて、「エレベーター8回も乗れなくて見送った」とツイート。
「せめて優先エレベーターなら譲ってほしい。車椅子はエレベーター以外の手段ないんよ。歩けるならエスカレーターの利用を検討してほしい」と訴えていた。
■「専用と書いてもダメなら…」
乙武氏はこの投稿を引用すると、「渋谷スクランブルスクエアには『ベビーカー＆車椅子“専用”』エレベーターがありますが、いつも健常者と思しき方々で満員。見送らざるを得ないことが日常化しています」と明かし、「『専用』と書いてもダメなら、いったいどうしたら…」とつづっている。
乙武氏が添えた写真を見ると、エレベーターの扉と正面の床には、大きく「ベビーカー・車いす専用」と記され、「こちらのエレベーターはベビーカーや車いすをご利用のお客さま専用でございます」との説明が日本語と英語で表記されている。
■フォロワーからアイデアも
乙武氏のツイートに、フォロワーからは「専用と記載してもダメとか」「来たエレベーターが空いてたら乗ってしまうんでしょうね」「優先ではなく、専用でだめって…専用は乗る人が例え誰もいなくても、ベビーカー車椅子しかだめって意味が分からないのかな」と驚く声があがった。
また、「専用のパスカード作ってそれでタッチしないと起動しないようにするしか？」「扉に『その優しいお気持ちありがとうございます』とか書いてみても同じですかね」「スタッフなりに声かけないと乗れないなど、一手間加えないと難しいかもしれません」といったアイデアも寄せられている。
