子供のスマホデビューに適切なタイミングは? 首都圏では3人に1人が「小学校高学年」
新入学・進級の季節はスマホデビューも家族の議題になりがち。世間はどう考えているのだろうか。
■首都圏では塾通いにも
新入学のタイミングは、スマホデビューにはぴったりのタイミング。ただ、それにしても中学入学なのか高校入学なのか、もしくは入学後に様子見してからのほうがいいのかは難しい判断だ。中学でも、徒歩で通える地元の公立か電車などで通う私立なのかで状況は大きく異なる。
また、中学受験が盛んなエリアでは、小学校4年生くらいから夜遅くまで塾通いが始まる。子供の位置情報を把握したり、交通系ICカードを登録したりするにもスマホが有効だ。世間は、どのような印象を抱いているのだろうか。
■「中学入学」が最多
Sirabee編集部が全国10〜60代男女905名を対象に調査したところ、最も多かった回答は「中学入学のタイミング」で27.8%。「高校入学」がほぼ同率の27.7%で続く。
ただ、塾通いが始まる「小学校高学年」という声も25.1%と4人に1人に及んだ。9割以上が高校入学までにはスマホを買い与えるのが適切、との考えであることも判明している。
■30代では6割以上が「中学入学までに」
今回の調査は、該当する年齢の子供を育てているか否かによってもリアリティに差が出やすいテーマだ。実際、小学校高学年や中学入学のタイミングでスマホを買い与えるのは時期尚早と考えるか、必要不可欠と感じるか、世代によって大きな違いが見られた。
子育て世代真っ只中である30代では、「小学校高学年」と答えた人がじつに33.3%。また「中学入学」という答えは28.9%で、合わせると62.2%に及ぶ。50代以降では5割を下回っており、60代ではわずか37.7%だった。
なお、地域差も顕著に。東京を含む南関東では、32.2%が「小学校高学年」と回答。「中学入学」が28.1%。北関東でも30.9%が小学校高学年のタイミングでスマホデビューが適切と答えている。
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)