未来食で注目のコオロギに「絶対食べない」の声も “漢字”も物議に…
人口増加による食料難に対し、“未来食”として注目を集めるコオロギ。SNS上ではさまざまな声があがっている。
製パン大手メーカーが、コオロギ粉末を使用したパンを生産し発売したことが伝えられ、ツイッター上でも話題に。コオロギを食用とすることに反発する声もあがり、24日午後には「コオロギ食べない連合」のワードがトレンド入りするなど議論を呼んでいる。
■“未来食”として期待
人口の増加などで懸念される食料・飼料危機の対策として、近年では昆虫食が“未来食”として期待を集めており、参入する企業が増加。
中でも、養殖や繁殖が容易で高タンパク・低カロリーのコオロギはとくに注目され、コオロギの粉末を使ったお菓子なども販売されている。
ただ、現在は原料コオロギにはアレルギー表示義務はないが、甲殻類と類似した成分を含むため、甲殻類アレルギーの人には注意が必要とされる。
■安全性への懸念や反発
最近、パンなどコオロギを使った食品が増えてきたことに、ツイッター上では安全性への懸念や、昆虫自体への拒否感からか議論を呼んでおり、24日には「コオロギ食べない連合」のワードがトレンド入り。
「絶対食べたくない!」「コオロギ育てるより、まずは若い農家や畜産業者を育てましょうってば」「たくさんの食料廃棄してるくせに食料難? だからコオロギ食えって?」といった声があがった。
■「コオロギ」を漢字で書くと…
また、コオロギには「蟋蟀」「蛬」「蛼」などの漢字のほか、「蛩」と書く場合もあり、「恐」の字と似ているためか、「コオロギを漢字で書くと『蛩』。これは食べてはいけない昆虫だと、先祖たちは知っていたのではないだろうか」と案じる人も。
実際にはこの漢字の成り立ちは不明で、語源や由来は明らかにはなっていないが、「字面からして食べてはいけないものだと」「江戸時代までの度重なる飢饉や戦中戦後の食料難でもコオロギ食ったって話聞かないから、飢えて死ぬかどうかって状況ですらほかにもっとあるやろって思われてた部類なんだろうなぁ」といった意見も寄せられた。
■「全然食える」との声も
ただ、コオロギは東南アジアでは食用とされていることもあり、「コオロギ食えるかって? 食えるよ」「コオロギ感消してくれれば全然食えるんじゃないかな」「主食にはならんけど、旨味成分としての調味料とか副菜の一種としてのポテンシャルはぜんぜんあると思う」と興味を持つ人や評価する人も見受けられた。
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(文/Sirabee 編集部・けろこ)