気象予報士・千種ゆり子さん、映画製作プロジェクト始動 「境界の少ない社会」へ
気象予報士・千種ゆり子さんが、映画製作のプロジェクトを始動。より多くの人に力強くメッセージを伝える。
■26歳で早発閉経と診断
千種さんは大学卒業後、一般企業での勤務を経て、2013年に気象予報士の資格を取得。
NHK青森放送局でのお天気キャスターのほか、『スーパーJチャンネル(土日)』(テレビ朝日系)や『THE TIME,』(TBS系)などに出演。2021年より東京大学大学院に進学し、地球温暖化と世論について研究している。
昨年10月、26歳のときに難治性の不妊症である早発閉経と診断されたことを公表していた。
■より多くの人へ向けてメッセージ
卵子凍結を目指して治療を受けた経験を持つ千種さんは、その経験を活かして、自分の身体のことで悩む人が自信を持って生きられるような発信活動を精力的に行っている。
今回のプロジェクトでは、より多くの人に向けてメッセージが届けられるように、映画を製作して劇場公開を目指すという。
■2024年春の完成を目指す
映画は、「将来の夢へ向かって努力し続ける中で、突然、努力ではどうしようもない身体の壁にぶつかった際に、どのように生きるのか」がテーマ。
千種さんが原案とプロデューサーを務め、「第14回田辺・弁慶映画祭」で弁慶グランプリと映画.com賞を受賞した野本梢監督が、脚本を手がけてメガホンを執る。
さらに共同プロデューサーとして、建築会社や学習塾の代表を務める稲村久美子氏が加わり、今夏にクラウドファンディングを開始。2024年春の完成を目指す。なお、詳しいストーリーやキャストについては順次発表される。