長時間フライト中に若者が挑戦したのは… 暇つぶしのアイデアにいいね多数
教育レベルが高いシンガポールでは、小学生レベルの問題でも大人が苦戦するとのことで…。
何時間にもおよぶ新幹線や飛行機の移動時間。仕事、読書、音楽、映画や動画の鑑賞をするという人は多いが、じつは「何をすればいいか分からなくて暇だ」という人も結構いる。
このたびシンガポールの若い女性がTikTokで公開した動画に、世間から高い評価が寄せられていることを、『AsiaOne』が報じた。
■算数の難問に挑戦
シンガポールに住むチョンさんという女性が先月11日、「chongxinying66」のアカウント名でTikTokに動画を投稿した。
少し前に友人3名と旅行に出かけたというチョンさん。移動中の機内で暇をつぶすため、小学6年生レベルの問題に皆で挑戦してみたそう。それは国内有数の有名校「南陽小学校」による2021年の算数試験の問題だった。
■最下位がタクシー代を負担
1人一部の問題集が配られ、いよいよスタートが切られた。1番得点の低かった人が、目的地の空港からホテルまでのタクシー代を支払うというバツ付きだ。
大のオトナが小学6年生の問題に苦戦している様子が、世間からは「リラックスするために旅行にいくのに、行く前から疲れちゃってるね。でも面白い!」と高評価。「時間が早く過ぎるね」「今度の旅行で友達とやってみる」と、暇つぶしの良いアイデアをもらったという人もいた。
■小学校卒業時に大きな試験
だが開始早々、ビンさんという女性が脱落し、変顔をしながらふざけ出す始末。案の定、彼女の得点は45点満点中25点で最下位となり、ホテルまでのタクシー代を支払ったそうだ。
一方の最高得点は投稿者のチョンさんで、満点には届かなかったものの39点を獲得した。なお、シンガポールでは小学校を卒業する際に、全員が全国統一テストを受けなければならず、その点数によって進学する中学校が決まるという。
■大人でも難しい問題が波紋
かなり難度が高いことで有名なその試験。2021年には、算数のある問題が「できる訳ない」と波紋を呼んだ。
「ヘレンとアイヴァンは同じ枚数のコインを持っています。ヘレンは50セントを何枚かと、20セントを64枚持っており、重さの合計は1.134kgです。アイヴァンは50セントを何枚かと、20セントを104枚持っています」というもの。
問題は「50セントが20セントより2.7g重い場合、アイヴァンのコインは全部で何キロか」「どちらがいくら多く持っているか」だという。
■途中で諦めふざけ始める女性
@chongxinying66 I think the air stewardess & everyone else on the flight was judging us HAHAHAHAH 4 trollers #fyp #tiktoksg
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)